通り道に小さなお寺があって、通りに面して黒板を置いており、そこに

ちょっとした事で“フン!”とへそを曲げる心が貧しい人間です。収入も少なく実際、貧しい人間です。そんな駄目な生物ですから皆様からは言われっぱなしです。いつも有難う御座居ます。フンッ!

去年の4月に引っ越しをして、もう時期1年といった所ですが、私のプレイスポットへと続く道中に小さなお寺があり、道路に面した門構え脇に黒板がありチョークで心に響く有難いお説教を書いてくれています。最初の内は納得したり不定期ではあるけれど新しいお説教を待って居たりと純粋でした。
我が家に友人が訪ねて来る際は向かえがてら、送りがてら黒板を読む事を強制し『分かったか!この未熟者めがっ!!』と叱咤したり。
しかし人のふんどしで相撲をとる愚かな私に住職はどんどん渇を入れるのです!それはそれは母のやうに。
母親とは今やろうとしている事に対して絶妙なタイミングで“片付けなさい”や“宿題やりなさい”や“結婚しなさい”等と言ってくるのでやろうとしていた意欲が音をたてて崩れていく現象を起こさせる生物ではないでしょうか?!皆様っ?!どうでしょうかっ?!

そんな感じで無垢な意欲にパンチを喰らいつつ人生の浮かばれない所や、しかし自分に原因のあるエゴ等を反省しながらプレイスポットからの帰り道、または行く道に例の黒板を読む事を習慣づけてしまったお陰で反省したばかりの事やこれからやろうとしている矢先に『そんな言い方ないと思うわ!』と言ったお説教を目の当たりにし毎日フンッ!となってしまってしまうのです。
昨日読んでフンッ!としたのに今日読むと昨日と同じ内容で『まだ言うのか!そのしつこさは母さんか!もしや?!母さんなのかっ?!』と胸が熱くなる道すがらなのです!

いつも有難う御座居ます。全ての母に、これから母となる方へ。
最近、知人の妊娠が多く、黒板を読みながら母を母になる人を想ひつつ。
ちなみに最近のお説教は“この耳は長年、人の話をおろそかに聞いてきた耳です”という感じになっています。
今まで私に話しかけてくれた方々すみません。今後気をつけます!
来月、下旬迄はFUKAIPRODUCE羽衣『朝霞と夕霞と夜のおやすみ』の作・演出:糸井幸之介氏、深井順子プロデュウサアのお話しを、メンバのお話を、観に来てくれるお客さんの意見をちゃんと聞いて行くぞ!今日もFUKAIPRODUCE羽衣『朝霞と夕霞と夜のおやすみ』の稽古だ!よく聞くぞ!!!

フンッ!!

は、しないぞっ!!