FUKAIPRODUCE羽衣 第16回公演『Still on a roll』東京→香川→大阪終わり!7月28(日)に無事打ち上がりました!!ご観劇頂きました皆々様有難う御座居ました!!おいで頂けなかった皆々様、次回是非とも!!関係者の皆々様お世話になりました!!どうしてますかあ?!ご協力頂いた各地の皆々様!!有難う御座居ました!!忘れないでえっ!!そして!さあ、夏!も少し暑くなっていいよーーー!!!

フカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣の略)がツアーで回る事が決まり、準備できた?などそれぞれの状況を確認したりする会話も日にちが近くなるとよく聞きました。制作の方々は自分の旅支度だけではなく、旅に関わる事全般をやってくれるので、本当に頭が下がります。そんな忙しい中、『旅手帳』というしおりを坂田さん(美人制作)が作ってくれました。タイムスケジュールの他にその土地の観光名所への行き方も書いてあるユーモアのある小冊子。
修学旅行をする高校二年生の気持ちになります。
香川のページには頻繁に“うどん”が出てきます。
大変で忙しいからこそ、作ってみました。と言ってくれて、元気になる!!

個人的には旅についての焦りはなく、荷造りの仕方も分からないから手ぶらで行こう。と考えて居ました。洗濯が出来る。という好待遇に自信を持ち、この身ひとつで香川、大阪へ行ってやるのだ!そう言って高橋君(フカプロ劇団員)を威嚇して居ました。
手ぶらで行きますから、荷造りなど必要ないのです。だから出発前夜も慌てる事なく普通に床についたと思います。
当日、朝起きてみると、洗濯をしたとしても干すアイテムがないのでは困るな。と思った瞬間、石鹸がいる、アイマスクがいる、手袋、日傘、etc。。。
香川へは飛行機で飛んで行きましたが、空港へ着くと誰よりもデカいスーツケースで飛行機に乗る事になっており、中に人が入って居るの?そんな問合せを頂いたりしました。
手ぶらという理想から人が入れる位のスーツケースという現実に。
その現実の厳しさに。
高橋君はビビったかも。知れません。

飛行機は窓側に座らせて貰って、東京→香川間の約1時間ずっと外を見ていました。地球は青かった。かどうかまでは確かめられませんでしたが、人間なんてちっぽけ。宇宙には敵わないんだなあ。と少年の様に純粋な心で一週間の旅へと出発です。
空を見ながらもこの気候だというのに台所にそのままおいてきたキャベツの事が心配ではあるけれど一週間の旅へと出発です。

香川では学校のホールでの公演でそこに通学する学生さん方、先生方がもの凄く協力してくれました。夜中でもずっとそばに居てくれる。
東京で知り合って香川在住になり今回誘ってくれた西村先生も雰囲気が変わっていて南国バーションの更に素敵で頼れる先生になって居ました。

ツアーらしく、旅につきものの体調不良。ちゃんと体調を崩す人達が居ました。
一番手には作演出音楽の糸井氏。舞台を繊細に丁寧に作るその人は環境の変化を感じたのでしょうか?
作演出音楽が発熱し、腹を下した。そんな情報がフカプロ一行に流れ出した頃。
深井順子(フカプロ主宰)と私は宿の食堂に居ました。深井はウルトラマニアチケットをご購入頂いた(1万円で色んな特典がついている観劇券です)お客様に差し上げる短歌を詠んでいました。一句、一句、考えて“4つ出来た”そう言って、出来た短歌を聞かせてくれて、それを聞いた私もなんだか、一句出来そうに思い、病床に苦しむ糸井氏にむけてひらめくのです。
深井の詠む五・七・五・七・七でなるその世界はいつも切なく色んな方向からせめて来ます。
私も!と思い!口にしてみたものの、ひらめいたのは五・七・五まで。意外と好調な出だしだったので、短歌用の原稿用紙があり、それを『昌子も書きなよ。』と生れて初めてしたショートカットが似合うとすこぶる評判のいい深井が、ショートカットにした事さえあまり触れられなかった私に手渡してくれました。
短歌用の原稿用紙を手にしたのは初めてで私にも短歌が詠めるのか?と深井から受け取ったその用紙は婚姻届の様に感じたのは、短歌バージンだったからでしょうか?ドキドキしたものです。
この初体験を糸井氏と深井に捧げよう!それから考えた、考えた、しかし、まとまらない。
結局、考えたけれど、完成する前に糸井氏は元気になり、私の初体験はあおずけとなりました。原稿用紙は大切に持って帰ってきました。
思いを31文字に出来る深井はすげえ!と再確認。ショートカットもすっげえ似合うと再確認。
学生さん、先生方、夜中までバラシ(劇場を現状復帰させる為の後片付け)手伝ってくれてなごりおしいままさよならしました。もの凄く蝉が鳴いてた。

大阪では、数少ないですが関西暮らしの知り合いが居り、会いたかった人には半分会えた!嬉しかった!
ご協力頂いたスタッフの方も関西美人、美男子、関西の宝達のご協力有難う御座居ました!!
楽日を大阪で迎えましたが、今回の舞台いたる所に猫が居て、一匹というか一羽というかうさぎちゃんではないか?という子も居たのですが、楽日は欲しい人に連れて帰って貰おうとなり、私の話相手だった『ニャギラ』という雄猫が居るのですが、その子が友人宅へ貰われて行きました。彼女のお家には本物の猫ちゃんが居て、ニャギラがその猫ちゃんに受け入れられた写メイルが送られて来て、泣きそうになる。という。いい話もあり、帰りのバスの時間が迫る中、たこ焼きを買いに行ったメンバーがなかなか来ずヒヤヒヤしたり、途中のパーキングエリアに鞄を忘れそうになったり、体調不良になった人も数人居ましたが、怪我人もなく私のスーツケースから人が出てくる事もなく珍道中は幕を閉じたのです。
帰宅に恐怖をおぼえていた一週間ぶりのキャベツも何故か大丈夫でした。
逆にこんなに大丈夫に見えるのは大丈夫じゃないんじゃないか?そう思いながらも汁にしてやりました。