すみません。キラリふじみ・レパートリー『mother-river homing』埼玉、高知、伊丹、高崎公演無事に終わりました。最後の地は高崎でした。2月14日のバレンタインデーに幕を降ろしました。足掛け3年関わってきましたが、これでひとまず一区切りだそうです。でも、分かんないよ〜。とか権力ある大人が言ったりもしていましたが。分かんない。と言えば高崎のお客さんが島田さん(青年団に所属。芝居中は長男役)の登場に拍手と歓声が起こったのですが、あれは?!高崎のお客さんに聞きたい。あれは、どうしてそうなったのですか

キラリふじみ・レパートリー『mother-river homing』無事に終了致しました。劇場まで足をお運び頂きました皆々様!有難う御座居ました。関係者の皆々様!大変お世話になりました。有難う御座居ました。楽しい旅公演でした。2月14日に終わり、月が替わっての更新、面目ねえです。

キャストで40歳を越えてしまった人は仕込み・バラシ(舞台のセットの準備と後片付け)免除!という制度に申し訳ないでも有難い。という思いと自分もそこまで来てしまったのか、という悲しい気持ちが複雑に絡まり挙動不審に輪をかけます。仕込み・バラシして下さった皆々様方、有難う御座居ました。
お陰で皆様が働いて下さってる間、高知では土佐犬を見、伊丹では大阪の通天閣へのぼり、高崎ではボゲ〜〜ッとする事が出来ました。有難う御座居ました。
役者の40歳以上は4人居まして、皆んなが準備してくれている間ずっと一緒に居ました。全く嫌な気持ちになることがなくこのカルテットを繋げてくれたお芝居というご縁に感謝です。逆に誤解をして居た部分をそうではないんだ!という気付かせて頂いた有難いところもあり、自分の小ささを反省する旅ともなったのです。
有難い、有難い、有難う御座居ました。

キラリふじみ・レパートリー『mother-river homing』。
私が好きだったシーンは写真好きのお父さんが子供達(その時は6人兄弟、いづれ7人になります)それぞれが家から巣立って行く時に家族で記念写真を撮るのですが、自分はカメラマンなので写りません。お父さんが亡くなった時、お母さんが悲しみにくれる子供達を一列に並ばせて写真を撮ります。お母さんが泣きじゃくる子供達に『写真ば撮るよ』(←熊本のお話です。方言です)と言うと「こんな時になんで?!」と次女が少し反発するのですが『お父さん、写真撮るの好きだったっしょ』と。はい、ポーズ!とカメラを向けます。ここまで回想で、次のシーンは現代に戻ります。その現実の夕暮れ感に愛が哀が。人間の抱えているものを見ては涙を堪えるのです。自分が出ていないシーンなので、稽古、集中して観ていました。現実に戻ると『ただいまあ。』と次女が帰宅します。時間と共に戻って来た合図にも思え。

もしかしたら大抵のお家でそうかもしれませんが、私の父も家族で出掛けた時はカメラマンで、父と一緒に写っている家族写真はありません。一緒に写っているのは卒業式などで卒業生と父兄全員で撮った集合写真で、個人的に一緒に写ってる写真は一枚もありません。
母が亡くなって、知人が“お母さんの写真を飾って。”と可愛い写真立てをくれたのをきっかけに東京に持ってきてある母の写真を探してる時に気づいたのですが、父が写ってない。
母と母の母(おばあちゃん)と私の写真はあるのですが、父はいつもカメラマンだったのだなあ。

『mother-river homing』のお父さん同様、私の父も写真好きでお祭りがあったり、桜が咲いたりするとカメラを持って出掛けて居ました。小さな町ですが、町内の写真コンクールみたいなもので何か賞を貰った事があったと思います。
写真立てには、実家前で母とお婆ちゃんと私の3人が写った写真を飾っています。特に何の日という事でもなかったと思います。私は家を離れてて仙台か東京のどちらかに住んでいて帰省時皆んなで日向ぼっこしてる感じだと思います。門と玄関の間に小さな池があるのですが、その池の石に母とお婆ちゃんが腰掛けて私がしゃがんでる写真。私、20歳位。写ってない父の愛を感じ。

舞台は家族のお話でした。実話が元になっています。7人兄弟だったのです。少し前の時代設定ではありましたが、数だけ聞くと多いなあ。でも実際お芝居してみると全く多くない。台本があるのだから台本通りなのだから皆んな必要ですが、本当に兄弟居るっていいなあ。と思いました。実際の話を聞いても多い感じはしませんでした。心強いなあ。って。私も信頼出来る兄弟欲しかったなあ。あ〜あ〜。

バレンタインデー時期の公演だったので頂く差し入れも凄かった。手ぶらで来てよ。と言っていても差し出されると有難う。と、差し出されなくとも何か紙袋ぶら下げてると、目線がそちらに。
なんて!いやらしい人間になってしまったんだ!オレはっ??!!
手ぶらでいらして下さい。劇場でご観劇頂ける事が!それが!差し入れです!とは言いますが、なんか金粉入ってたり、限定の貴重な珍しいものだったり、自分では買えない詰め合わせだったり、包みの中は夢と希望でした。ご馳走様でした。もう、全部食べちゃった。大切にと思ってましたが、食べたらなくなってしまいました。ぜえ〜〜〜んぶ食べてしまった。有難う御座居ました。
お手紙も有難う御座居ます。私の為にペンを走らせてくれたのかと思うと夢みたいです。私の為に便箋を用意し言葉を選んで書いてくれたのか。と思うとなんて言っていいか。不思議な気持ちです。もっと、優しくなりたい。と思います。もっと、真面目になりたい。と、正義を持って生きて生きたい。と思います。

今、病院の帰りです。最近不調で耳が聞こえなくなったり(聞こえるけれど、蓋された感じ)、モザイクの様に物が見えたり、めまいがしたり、掴んだ物を落としたり、歩く時に足が出なかったり、まっすぐ歩けなかったり、そんなこの頃で、頭痛もあり、MRIとって来ました。去年舞台から落ちたのが少し気になり、落ちた直後も病院で診ては貰ったのですが、特に異常はないと診断されました。ただ、今、出血してなくても後に出血する場合がある。あと、もう少ししたらムチ打ちになる。と言われ、少しして確かにムチ打ちになりました。そんな的中する予言されちゃってたのでMRI診て貰いましたが、特に異常はないとの事。もしかしたら三半規管かもしれないとの事。でももしかしたら更年期なのかもしれない。と思ってみたり。とりあずホッとしたけれど。
MRIなんでもなかったお祝いに500円するソフトクリームを食べました。おぉ!これが500円もするソフトかあ。濃厚で居て後味がスッキリ、コーン部分ランドグシャ!よっしゃあ!なんか売り方に誤魔化さない潔さを感じました。思い切ったね。
こうありたい。
有難う御座居ました。