健康診断から早3ヶ月。カップ麺にお湯をいれた状態ならもう食べられないかもしれない。あーあ!勿体ない。時は戻り6月。健康診断で心臓を診て貰う事になった。医師はモニター付きの機械を持って来た。エコーだ。これでリアルタイムで医師と一緒に心臓を見るんだ。どうだ。自分の内側に興味がある。人の家の室内に興味がある。駅員室の中にも興味がある(前を通った時、扉が開いたなら出来るだけ中の状況を確認しよう。と挙動不審になる)。私の内側、あなたのお家、駅員室の中、あと、あなたのマスクの下。きかいがあったら見てみたい。

前回途中迄書いて、あっという間に今日になった。一か月以上前の話となるが、続き、メモしたい。
自治体から健康診断の受診券が届いたので近くの町医者を訪れた。医師は心臓を診る。とエコーに電源を入れたがすぐに落ちてしまった。
とここまでだった。
そこから先だが、自分より20歳弱年上であろう白髪の医師と5歳強年上であろうおさげを結いポロシャツを着た看護師さんが、おかしい、あれ?ん〜?と右往左往する。私はただそこにいてただただじっと茫然と座っているしかなかった。
この、電源が落ちる。という現象は万が一のことかもしれないが、以前にも自分の出現と同時に通電が止まってしまった事がある。出現と同時に電気が使えなくなると自意識過剰か、自分のせいではないか。と思う。思い出した勝手な罪悪感と、もしかしたら本当に自分が持っているかもしれない絶縁体的な、案外と見た目によらない反逆の能力の可能性に申し訳なくなる。
エコーはなかなか復旧しない。二人共一生懸命に対応してくれているのだが、だんだん看護師さんは医師に対して苛立ち始めて来てしまっている。アレはどうですか?コレはどうですか?確認は責めている様に聞こえる。全員、女性から産まれて来るため、男性は女性に弱いと聞く。そこら辺の方程式はただただ唖然と座っている私より目の前の男性であり、医師の方が分かる理由だろう。
胸が痛む。やはりこれは自意識過剰か。これから心臓を診て貰う時に痛いというのも流石は霊合星人。間が悪いのは生まれつきだ。
どうしてこうなったのか?特に問題はないようだ。もしかしたら、多分、機械は悪くない。御免なさい。私の心の声は届いたか?日を改めた方がいいか?でも日を改めてもまたやってしまうかも知れない。また医師が看護師さんに怒られる。やはり、今日で終わりにした方が病院側の人間関係も円滑に済むだろう。いっそのこと病院をかえるか?かえた病院先でも同じ事をしてしまったら?また病院をかえればいいか?でもその先でも、、、謎の技。目的不明の病院荒らし。。。特徴:身長170センチ。
気まずく居心地の悪さに色んな所に下敷きを当てがいスリスリでもして髪の毛を、毛という毛を逆立たせてせめて静電気を起こして償いたい。近くに停めてある誰かの自転車を持ってきて誰かに発電機を作って貰って体力に自信、責任感、経済力もあり、そしてなんと言っても私に対して優しい誰かにこいで貰って発電した方がメンタル的に心臓にも良さそうな気持ちだ。
看護師さんが医師を殴る前に発電しなくてはならない。しかし、ただただ憮然と座っているだけで時間はどんどん過ぎゆく。診察室に入ってからどれ位時間がたったのだろう。時計は午前を終わらせようとしていた。
恥ずかしながら私はお腹がすいてきてしまった。
無料と言う不思議な言葉に操られここまでやって来た。こんなに時間がかかるとは思わなかった。
ねえ、何か食べない?カツ丼でもなにか。2人もきっとお腹が空いているはずだ。思わず口から出そうになる(出来れば入れたいところなのだが)。
でも考えてみれは本日初対面でまだ友達とは呼べないだろう。
お腹、空きませんか?何か食べませんか?と丁寧語で聞いた方がいいかも知れない。看護師さんもお腹が空いてイラついてるのかも知れない。と、突然に、原因は分からないが、突然にエコーに電源が入る。医師も看護師さんもほっとしているが、恐らく自分の能力をコントロール出来なかった私が一番安心したかも知れない。医師の「あ、入った。」の言葉で空腹という催眠術から解かれたかの様に現実に戻ってきました。ただいま。
おかえりなさい。ご飯にする?お風呂にする?それとも心臓見る?












コントロール、コンコンとロール、混沌とロール、今度コントる?今度コントる!今度、今度と言う。今度は今度とろ~る。












ああ、よかった。何でしょうね?一体何でしょうね?看護師さんは揺るがない口調で誰に訴えるでもなく感想を言う。私だ。声にはしないが、原因の正体を呟く。
もうすぐ終わるからなあ。腹の虫に言い聞かせ、心臓を診て貰う。
しかし、また新たなトラブルが発生した事は医師のあれ?んーーー?あれーーー?と、戸惑っている様子ですぐ分かった。
早く解決しないと、看護師さんに何を言われるか分からない。違うんです!そうじゃないんです!取り敢えず看護師さんに取り繕おうと辺りを見回すがいない様だ。何処に行ったのだ?マックか?
いや、すぐそこにいる気配がする。
医師は私にエコーのカメラを当てながら、きっと、私の事で悩んでると思うのだが口を挟むのが申し訳ない位、不思議がっている。エコーを見れば見るほど謎は深まっている様だ。
思えば無料というカジュアルな言葉に誘われここに辿り着いた。健康診断行ってみっか。そんなほんの軽い気持ちだった。まさかこんなに時間をくうとは思わなかった。空腹を感じてからどれ位の時間が経ったのだろう。他の患者さんは待合室でどうしてる?呆れているか?午前中にしたい事があり帰った人もいるかも知れない。諦めているか?もしかして何か食べてるかもしれない。羨ましい。そんな事を思いながら時間をただじっと、災難続きの医師をただ他人事の様に見ながらただただ歴然と座って見ていた。
私は基本怠け者なので、ただ座っている事に抵抗も退屈さも感じない。ただただ漠然と座っていれば、特に喜びもないが特に誰かを傷つけたり逆に傷付く事もない。このまま時が止まってしまえばいい。いや、そこまで幸せではないが、空腹以外はストレスフリーで良好状態だ。一生このままでもいい。目の前にさっきっからずっと困っている人がいたとしても、この先5年、10年、100年先も私は平気だ。ただ、けれど、目の前でずっと困っている人をただただ呆然と見続け、このまま無視し続けてもいいのか?という世間体もある。

どうしましたか?声をかけてみる。まるでこちらが医師のようだ。












どうした?どうしたん?どうしてん?どないしはりましたか?どう?どぼした?どぅーしたの?どうかした?どがいかね?












医師は不思議顔のまま「心臓が、無いんだよ。」と。
ビックリして口から心臓が飛び出そうになった。
オレ、よく生きてるなあっっ?!?!という自分の生命力の強さと、心臓無しで生きていられる。その域まで自分が来てしまったのかと感動もした。一瞬、ドキッ!!としたような気がしたが気のせいだろう。心臓ないんだから。
無い、ですか。びっくりはしたが、心臓が無い事をなめられてはいけない。少し、そうでしょう。という悟りの境地での肯定と誇りの念、気づきましたか?という賞賛を込めた返事だったかもしれない。
ん〜?おかしいなあ。と探している。見つからない様だ。
確か2年前迄はあったと思う。いつからなくなったのか自覚はないが時間がかかるようなら。
やっぱり何か食べてからにしない?世の中は昼休みに入っている。蕎麦でもなにか。さっきかつ丼と思ったが健康診断も終わってないので少しヘルシーを考えてみた。初対面とは言えこれだけの困難を共にしたらいよいよご飯に誘ってもいいだろう。
「ああ、これだ。」ご飯を食べようとすると、好転する様だ。問題は解決したのか?!
これ、動いてますよね。と医師は私に確認を求めるのだが、暗くてよく見えない。んー。今度はこちらが唸る番だ。
心臓動いてるかなああぁ?んーーー?暗くてよく見えないです。見えますか?動いてますかねえ?とか言いながら、もう静止画にしか見えない。でも実は物を見てもこれが何であるか分からない時がある。以前、手に取った物を10分位これは何だ?とあらゆる角度から見て触ったが何なのか分からなかったが、それは歯磨き粉だったという事がある。こんな私で御免なさい。私はこういう人間だ、と医師に伝えた方がいいのだろうか?
んーーー?動いてますかねえ?よく分からないです。すみません。知ったかぶりはしない。せめて正直に言った。期待通りに応えられない申し訳なさと、本当に心臓が動いているのか悩む私に、痩せているから心臓の前に肺があって見え辛い。と説明してくれた。痩せているから。痩せているから。
そう、私が痩せているばっかりに。。。申し訳ない。。。
え?!痩せている?この私が。
いや、いや、でも、そう言ってくれるのはとても嬉しい。本当に嬉しい。でも、でも買い被らないで欲しい。私の持っている下っ腹を見ても言える自信はあるのだろうか。
でも、幻だとしても空耳だとしてもとても幸せだ。騙したな。と言われてもいい。今のこの医師の気持が変わる前に手当たり次第に私が痩せている事を一人でも多くの人へ伝えたい。そのデスクの上にある電話を借りてもいいだろうか。誰でもいいから受信してくれ。誰かが出たら詳しい説明は医師にして貰おう。私が痩せていること。それによって肺が前にあり心臓が見え辛いこと。昼食を抜いて本当に良かった。しかし幸せな時は長くは続かなかった。
心臓が小さい。と言っている。ノミの心臓とでも言いたいのだろうか。私達は初対面だ。お医者様だからって言っていいことと悪いことがある。と一瞬不愉快になるが、大丈夫。私は痩せているんだから。


6月の出来事でとても暑い帰り道だったが、心は爽やかだった。
あれから季節は巡り、秋になっている。
ポテトチップスの封を開けた状態ならもう食べられないかもしれない。勿体ない。

冬になると浴室の壁や天井へつく湯気の感じが変わる。今月もその変化は感じているが実は8月にも何回か冬のつき方だな。と感じたことがある。来たな。と思った。
年に一回の誰かの誕生日や命日を今年も今日まで数える事が出来た。今日までそうできた感謝を忘れてはいけないが。
もう少し日常が楽しくなるには。何が欲しい?何がいらない?世の中に対してなのか自分個人に対してなのか。
どうなのか、実は分からないが。
ひとまず痩せたい。
あの日、あの時、あの場所で言われたことは本当だったのか?とも思うが、体感で夏の健康診断の時より確実に体は変わってきている。太ってしまったな。というのも老いの一部なのかもしれない。生きていれば誰もが通る道を歩んでいる納得として、あとの残りもやっつけたい。

ハロウィンとかクリスマスとか正月とかそういう話も聞こえてくる。来月はなんと10月だ。可愛い子ちゃんの誕生日もある。何をするということでもない。ただ、おめでとう。と連絡をするだけのことだが。毎年、これまで出会ってくれた人の誕生日、命日はその人を思う。
事情があり絶縁してしまい、連絡しない人もいるが。やっぱり思い出す。
今年も日にちはまだあるけれど、このブログ次の更新が分からない。それだけの理由ではないが一つに徒歩1時間の所に行きつけだったネットカフェがあったのだが、そこが無くなってしまっていて更に更新への道は厳しくなった。ソフトクリームが食べ放題で気に入っていたのだが。撤退した理由が食べ過ぎた私のせいなら申し訳ない。自らの首を自らで締めた状態だ。
カラオケ仲間の安藤さんにもソフトクリーム食べ放題のカラオケBOXでそんなにソフトクリームを食べるのか?と言われたことがある。
これからは節度を保ち、食べ放題、飲み放題を利用したいと思います。
更新あってもなくても別に誰も困らないのだが、自分のメモとして。
なんか最後っぽくなったけど。
こんなとこで。
今日は短めかな?いやいや蛇足だったかな?どっちかな?どっちでもいいか。また、メモしたい。
そしたら、もし来てくれたらその時に。