私が子供の頃は納豆と言えば『おはよう納豆』しかなかった。田舎なので色んな物が流通しておらず、私の世代以前で、同地元の人々は同じ環境だと思う。18歳で親元を離れて納豆を口にした時、自分の知っている納豆の味がしなかった。その時に今、自分が食べた納豆がおはようではない事に気付き地元以外の人がこういう納豆を食べているのかと少しショックだった。おはようで一杯ご飯を食べたらもう一杯いきたくなる。おはようはそういう納豆だ。育ち盛りというのもあったかもしれないが、秋田を離れてから納豆には少し距離ができた。おはよう納豆は幻

だったか(地元を離れてから『おはよう納豆』は見かけない)。大人になったら食べられない食べ物なのか。と他の納豆では満たせない寂しさは少し変な方向へ思考を動かしていた。おはようの事は懐かしい思い出、忘れよう。と心に蓋をして年月が流れた。しかし運命は悪戯に私達をまたもひきあわせたのだ。糸がひいているのだ。納豆だけにね。数年前の話だが行きつけの【いなげや】でおはよう納豆を見つけた。何年ぶりの再会だろう。占有スペースは大手企業の納豆よりもはるかに少ない面積だったが、私は懐かしい、可愛いのか可愛くないのか分からない当時のままのおてもやんのキャラクターに正に二度見をした。それがおはよう納豆に間違いないと確信すると親しい人に久しぶりに会えたちょっと照れ臭い感情がこみ上げた。粒とひきわりを一つずつ買う。納豆附属のたれは甘く好みではないので使わないがおはようの粒にはたれも辛子もついていない。その分値段も安かった。ひきわりは自分が食べていた時よりもはるかに、どうしてそんなに細かい?と思う程細かくなっていた。ひきわりは納豆汁にしたがご飯にかける時は使わない附属のたれを汁に入れてみた(ひきわりには辛子、たれ付)。なかなかいい。粒もネギとご飯にとても合って旨かった。でも、当時はもっと風味が強かった様な気がする。なんだが万人受けする様に改良されたのではないかと自分の記憶と比較している。

 

 

 

出来てる出来てる。サ-ティワンにソフトバンクユ-ザ-によるスーパーフライデーの行列が。
4月3回目の金曜日。今日は私のス-パ-フライデーデビューの記念日となるだろう。新人らしく前の方に軽く会釈をし『ヨロシクおねがいします。』と小声で挨拶し列の最後にそっと並んだ。スマホを買って半年後に落とし、その後新たに購入し、無くしたスマホと現使用の2台分の料金を払ってきた。止められた事もあったよね。連絡があるのはセ-ルスと請求と迷惑なメイルばかりだったよね。今もそうだけれど、やっぱりあなたが必要だわ。とサービスを受けられる緊張の気を紛らわす為に思い出にむりやりにでも浸ってやろうと思っていたが行列の可動は早くあっという間に店内だ。
私が並んだ行列は池袋店だったが、そこでは引換券を配っていて、その日リアルタイムでアイスは貰えなかった。その場で現物を渡しているのではないから列の進みが早かったのだ。

引換られる条件は池袋店のみ対象で次の週の木曜日迄有効との事。

 

その日は芝居仲間、フカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣の略)の浅川千絵さんオススメの蒙古タンメン中本に来ていて、おススメの店舗までは聞かなかったが用事の流れでたまたま東池袋店を訪ねた。私も浅川さんへの伝え方が悪かったかもしれないが、辛い物は好きだがそんなに奇人変人みたいにタバスコを一気飲みしたりはしない。ピリ辛を好物としているが、浅川さんは北極という一番辛いメニューを食べるという。華奢な浅川さんがいけるのであれば度々男と間違われる自分なんて北極、軽くいけるだろう北極いくつもりで蒙古タンメン中本:東池袋店の行列に並んだ。待っている間、店内のメニュー説明に北極の欄だが『初めての方はご遠慮ください』みたいな事が書いてあって、でも浅川さんのおススメというのとまた同じくフカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣の略)の平井寛人氏も北極を食べた事があるらしく、食べた直後にはもう二度と食べないと思ったらしいが、一週間するとまた食べたくなる。という意見を聞いて、その平井氏の嫌よ嫌よも好きの内的な変態性にも興味があるが、その北極という得たいの知れない食べ物に俄然興味が沸いてしまい、ギリギリまで悩んだが店の人の言うように蒙古タンメン中本デビューを飾るのは北極はやめにして本日の私奴の北極点は店名にもなっている蒙古タンメンとしよう。と旗を立てるメニューを決めた。ちなみに蒙古タンメンの辛さの表示は5。北極は9。何をもって5、そして9なのか分からないが、一番辛い北極を10としないのはまだ何かの可能性を追究しているというのだろうか。人間の欲望は辛さに比例する。のかもしれない。し、そういう事ではないのかもしれない。
目の前に蒙古タンメンが登場した。5だ。ルックスは麻婆豆腐の要素もある、麻婆豆腐は自分でもよく作る好物だ。いい感じ、いざ北極点へ!食べてみると10は超えていた。何を持って10とするかは分からないが、この汗を見よ、鼻水を見よ。私が完食する迄に右隣も左隣もそれぞれ2.5人は入れ替わっている。白旗をあげそうにもなったが食い意地がはっているので閉店までかかっても食べてやると泉雅子さんも目指したという北極への道をまずは蒙古タンメンからまさこ繋がりで何とかやりとげたい。
食べ終わると、何だかまた食べたくなる感じがした。今日は北極を頼まずに良かった。でも次は北極いってみたい。ご馳走様でした。その後にサーティワンの行列に並んだ本日2度目の行列。こちらも本日がデビュー。ユーザーサービスの。となるはずだった。

 

今日はたまたまそんな状況で池袋のサーティワンが最寄だったのだが、恐らく来週の木曜日迄に池袋には来ないだろうな。と思いつつ引き換える事のない引換券を貰って帰った。CMでは簡単に貰えそうな感じだったがス-パ-フライデーを実らすのはなかなか自分には難しい。今月はあと一回金曜日がある。来週別の店舗へ行ってみよう。

 

4月最後の金曜日。
その時の私はそれどころではなかった。ユ-ザ-に特別な日だという事を忘れていた。もうフカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣の略)の稽古が始まっている。それどころではない。スーパーフライデーを忘れてしまっていた。そして朝からグミを食べ過ぎてしまった。体調に影響を及ぼしているそれどころではない。スーパーフライデーフォーゲットだ。そうだけれども今日は今日で生きていかなくてはならない。新宿に用事があり、『愛死に』に心を持って行かれながら、グミに対応中の体を抱えながら新宿をウロチョロしていると行列があった。サ-ティワンだ。ハッと我に帰り、貰わないと損だ!と急に目の色が変わった(確認はしていないけど、恐らく。ちなみにカラーコンタクトは使用していない)。
先月のスーパーフライデーは携帯の電池が切れて目の前のファミチキを貰えなかった苦い思い出がある。慌てて電池残量を確認する。大丈夫だ。今日はイケる。池袋のように引換券対応でも新宿なら来週も来ることがあるだろう。新宿鮫と言われるのか桃尻女と言われるのか。まあ、結局誰も何も言わないのだろうが。。。行列に並んだ。新宿では引換券対応ではなく、その場でくれる。わあ、どうしよう。種類が沢山あって選べなーい。といよいよユーザーサービスデビューに向け緊張と期待が私を包む。
前に並んでいる女子2人組の内の1人が「もう、何でもいいやあ〜」と言っている。やはり沢山あるメニューに迷っているようだ。サーティワンなどなかなか滅多に食べられない。無料券を頂いて食べた事がある。位しかない。迷っちゃうね、でも決めないと私が選んであげようか?そしてお互いのを少し交換しましょうか?とか、浮き足たって話しかけてしまいそうになる。しかし現実問題として浮き足立ててる場合ではない。自分の順番は着実に近づいてくる♪近づいてく、近づいてく、押し出される、アアーアア、近づいてく、近づいてく、決戦は金曜日♪ドリカムが私に勇気をくれる。夢は叶う。何をお願いしようかと思ったが、ソフトバンクからスーパーフライデーのお知らせを貰った時に写真に写っていた“ラブポ-ションサ-ティワン”にしようとギリギリ決められた。写真にはハアトのチョコが見受けられる。カワイイ!そして名前にラブが入っている。ラッキー!「ラブポ-ションサ-ティワンで。」と私が人見知りである事、経済的理由で滅多にサーティワンには来れない事、また本日がユーザーサービスデビューの新人である事、更にグミの食べすぎで少し気持ちが悪い事もバレないように店員さんに堂々と伝えた。ヤッター、アイスきたー!カワイイ!写真よりもチョコが沢山入っていて、得した。ハアトのチョコも沢山入ってる。甘酸っぱくて若返りそう!鏡を見ないで現実は知らないでおこう!有難う御座居ました。ご馳走様でした。

 

5月はスーパーフライデーの企画ないのだそうです。6月あるという話も。6月はアレもあるよ。

 

フカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣の略)の『愛死に』6/8(水)~18(日)に池袋:東京芸術劇場シアターイーストにて。7年前の再演です。再演だけども。どうかな?再演だけどもね。ああなっていたのがああなってるかな?
そして個人的な話だけど私の駄目出しは7年経っても同じ所。人間に組み込まれたプログラムは7年経ってもやっちゃうようになっているのか。
学べる事が沢山ある。
稽古がもっと進んでいったら色々話したい。けど筆不精だ。
本番まで更新しなかったら話は劇場でしようじゃないか。待っております。

あ、でも本番までに更新したとしても劇場で話そうじゃないか。待っております。

愛しいあの曲達と一緒に。