フカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣)第21回公演『愛死に』終わりまして、2週たとうとして居ります。駅前のスーパーに笹の葉が置かれていて短冊がぶら下がっていて、そんな、七夕じゃあるまし。と、思っていたらそこそこ七夕だったのね。いつの間に。お願い事はなんですか?私はナイスバディになる事とお金の心配がなくなる事。イライラしない事。お願い事というか、課題でしょうか。

7月!
6月は『愛死に』でした。
愛死に、ご観劇頂きました皆々様、ご観劇頂けなかったけれど気にしてくれた皆々様、関係者の皆々様、有難う御座居ました。13回お披露目させて頂きました。
再演でした。再演とは聞いたけど初演と同じ役回りは来ないだろうなと予感がしていて、的中と。

私は高橋義和君と本番13回、ゲネプロ(お客さんを入れない本番)で1回、計14回キスをしました。そして15回目は、実は。。。
高橋君とはずっとお芝居してきましたが恋仲になるのは初めて、キスをするのも初めてでした。
それだけにチュー目するのも本題と外れてしまうのでしょうが、台詞やダンスの様にキスシーンは稽古しなかった。


公演チューは(もう、いいよ!)みんなの誕生日がありました。7年前の初演『愛死に』の時もそうでしたが今回も誕生日が入ってた。制作の坂田さん、当時は振り付け担当ではなくセットの作成をお手伝いしてくれた木皮くん、糸井氏も同じ月に誕生日。私も6月生まれ。みんな双子座。初演時はみんな7才若い誕生日を祝って貰ってたんだよ。
誕生日になると気になる事があって、フェイスブックが気を利かせてお友達登録している方々にお誕生日のお知らせをしてくれて、それを受け取った方々がメッセージくれたりしてくれていたのだけど嬉しい反面、なんだが悪くてお誕生日のお知らせがいかない様にゆりちゃんに設定して貰った。ゆりちゃんは同郷出身の友人。同じ歳だけど大人なんだな。困ると助けを求めてしまうんだ。ゆりちゃんがいなかったら私は分からない事がもっともっとあった。ゆりちゃんに設定して貰って私もしなくてはならない事がある事を教えて貰って、お陰で今年は本当に安心できた誕生日。観に来てくれた方でその事を覚えててくれた方々もいて嬉しい誕生日でした。直接お礼を言えなかった人もいて申し訳なかったです。そして有難う御座居ました。
今年47歳になりました。ナオミ・キャンベル女史と同じ歳です。スリーサイズは少し違うかも知れません。

愛死にが終わって誰もいない日々です。何だったアレは。と思う。
愛死に初日、東京芸術劇場は複数劇場が入った建物なのだけど、一番でっかい上階にある劇場ではジュリーが舞台していて、下の階には、シアターウエストとシアターイーストというそれぞれ300人弱入る劇場があって、裏側の楽屋はつながっている。愛死にはシアターイーストでの公演だったが、隣のシアターウエストではハイバイ主宰でもある岩井秀人氏がお芝居をしていて本番前楽屋に遊びに来てくれた。本番見てほしいとそこらじゅうの愛死に達も誘ったのだけど「打合せがあるからな」とか言っていて。来るのか?来ないのか?と半信半疑だったが観に来てくれた!初演の時、岩井氏はアフタートークでしゃべってくれて、岩井氏も7年ぶりの愛死に。そんな風に意識してくれたかは分からないけれど、私はこっそり喜んだ。

また、岩井氏出演のお芝居が終わったシアターウエストでカムカムミニキーナのお芝居が始まると言う事で小屋入りした(本番に備えた劇場での準備)同劇団員で昔、共演した吉田晋一氏が楽屋に遊びに来てくれた。何年ぶりだろう。『髪の毛薄くなってない?』と言っていたが私も「美しいままの私を覚えていて」と、一度でも美しかった事があるのか疑わしいが、多分今年より数年前の方が美しかったかもしれない可能性にかけて声には出さず、声では「エヘヘ」と笑いながらそうやって心に訴えかけてみた。手応えはあったと思う。

そして、喫煙所ではやっぱりカムカムミニキーナの団員で前に共演した栄治郎とよくあった。私はタバコは吸わないが、毎日、フカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣)団員の平井寛人くんにお灸をしていたのだ。声を枯らせてしまったという事で毎日、お灸を喫煙所ですえていた。私事だが体が弱り、通っていた鍼灸院のせんせいにもぐさを分けて貰い自分でお灸をすえていた時期がある。その時分けて貰ったもぐさが手元にあったので寛人くんの喉のツボにお灸をさせて貰っていた。
寛人くんは我慢強く、お灸の熱が皮膚に達しても熱いという申告はせず、気付かない私は寛人くんの喉元に穴を開けてしまった。穴をあけた所が喉に一番よくきくツボだったのだが、穴がふさがるまでそこをさけてお灸をした。寛人くんはすぐ治ります。と言っていたが公演最後の日が来ても穴は塞がらなかった。
穴があくから熱くなったら言ってよ。とこちらの逆切れ発言に、熱いです。と言ってくれるようになった。
この子は一途か?無神経か?喉のツボが胸元にあるからというと劇団で販売している買ったばかりの愛死にTシャツ(澤田慎司くんがこの為にマックを買ってデザイン)の襟首をガーッと乳首が見えるほどに両の手でひっぱり私に体を提供してくれる。Tシャツ伸びちゃうよ。と言ってもお構いなしである。でも、不思議とTシャツの襟首は毎日引っ張られていたのによれる事はなく、劣化は見られなかった。Tシャツの素材がいいのか?寛人くんに不思議な能力があるのか?私の目がおかしいのか?どれかだろう。
首の後ろにもお灸をすえた。髪の毛があり素人なりにやってはみるが、熱いです。と言われると平面ではない所のお灸を取るのに緊張が走り、手元が狂い、燃えたお灸が散らばり髪が燃えるTシャツが焦げる床に落ちても、なおもぐさが燃えている。とちょっとした惨事気味になる事は度々あった。
楽日も近づいた日、寛人くんが私に何やら包みを渡す。そういえば昨日突然、熱いです。しか言ってくれない寛人くんが「うどんは好きですか?」と問うてきたのだ。好きです。と答えた次の日、この包みはうどんだなと予感し、それは的中した。
深井に寛人からうどんは貰ったか?と公演最終日に楽屋で聞かれ、何故知っている?と聞くとお灸のお礼がしたいがうどんとお茶漬けどっちがいいか?相談されたとの事。それを聞いていたフカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣)団員:浅川千絵は昌子さんは生クリームが好きなんだよ。とアドバイスをしたと話にのってくる。私は毎日寛人くんと30分弱一緒にいたが熱いです。以外聞いた事がない。そんな彼が私のことをそんな風に相談してくれた事を知り、照れまくった。しかし、不思議なのはうどんと悩むのがお茶漬けであるべきか?と思う。うどんと悩むならそばではないか?お茶漬けと悩むなら、、、これは難しいところだが、佃煮とかはどうだろう?何となく比べどころのある物同士で悩みそうな感じもするが、うどんとお茶漬け。また私のブログを読んでくれたらしく辛い物も考えてくれたのだという。
私は今、ほぼ毎日夕食にうどんを食べている。肉ときのこを入れて温かいうどんを食べているのだ。冷たくしても食べてみたが暖かい方が断然うまい。
賞味期限は僕の誕生日7月12日なんです。あまり賞味期限ないですが。と渡してくれた。
賞味期限があまりない。はっきりとした期限付で貰ったが、賞味期限はまだあるのかないのか分からない自分自身に、最後の一食はうどんのXデーであり、贈り主の誕生日7/12に頂こうと決めている。

寛人くんのお灸ともうひとつ日課にしている事があった。それは公演後、相手役の高橋くんのツボ押しである。フカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣)カンパニー内恋愛禁止。それがあるからか?なくてもなのか?性的な行為はなかったが。いたわりはその方法ではなく私は毎日、高橋くんのツボを押した。最終的にはツボ押しの棒を持ってきて、睨み付けられながら足裏を押した。睨みつけられながらというには完全にデフォルメだ。高橋くんは人を睨みつけるような人ではない。本当に優しい人。私もかなり受身だが、高橋くんはもっと受身だった。そして上手に自由にするので時に私は嫉妬した。人を傷つけない人がいた。
今のところ15回目のキスはない。これは女心が傷つくのか?私は傷ものになっていないと言うことなのか?キスついていないのか?

そして突然ですが、糸井と言えば私の中では糸井幸之介であり、夏之介であり、夏子であり、幸之介の父であり、母であるが、もう一人の糸井、糸井重里氏も観に来てくれたらしくツイッターに感想を書いてくれているみたい。興味ある方は是非探してみて下さい。私はツイッターやってないので詳しい事は分からず受け売り情報ですが、確実ではあります。というかもう数週間前の投稿なので皆さん知っているか。
あと枡野浩一さんが6/28発売のテレビブロスに愛死にの事書いてくれているみたい。制作の坂田さんが連絡くれて読んでみたいなと思って本屋さん、コンビニに探しに行ったけど私の目の付け所が悪いのかいまだ出会えず。7/10発売のえんぶにも深井糸井、ダブル井コンビが愛死に関係でお話しているとの事。いやあ、本当に雑誌に載るのも珍しくなくなってきたな。白萩ホールで妙ジカッてたあの子達が。目が細くなります。生まれつき細くはあったけど更に細めちゃうよ。

公演は終わりました。
この公演は榊原毅さんが出る予定だったのだけど、本番直前に事故に遭い出演がかなわなくなってしまった。事故の話を聞いた時、昨日までここに居た事を証明する榊原さんのきれいにたたまれた稽古着がとても悲しく、信じられなかった。
日だか啓介が出る事になった。
打ち上げで大入り袋を配る時の司会者が日だかだったが、役者部門、スタッフ部門、それぞれ誰が出るのか分からないようにてんを切って順々に読み上げていく。その名司会。そういう才能もあるんだね。
大入りを渡された人は何か一言言っていくが、その空気を日だかがぶち壊す。流れをぶっ殺す。話を聞かせる。何をどう言ったのかなんて覚えてないけど憎らしいほどにうまかった。
覚えているのは野上絹代さんの大入りを読み上げる時は『ママ』といい、高橋くんには『お肉ちゃん』といい私は『大人の魅力だった』。
自分で自分の大入りを貰う時は、榊原さんの事に触れ、熱く暖かい時が流れた。言っている事、気持ちはよく伝わったのだけど、私が話をまとめられず再現出来ない。私は私でその話にグッ耳を傾けていた。壊さないように。

 榊原毅さん。私は今、キーボードをそう打ちたい。そして打った。

 

舞台を撮影してくれた杉田さんともお話しができた。ずっと撮ってくれていたのだけど、人見知り全開でずっと恥ずかしかったのだが今回はお話できた。こんなに安心できる人なら人見知ってた自分が馬鹿のようだ。有難うございました。勇気貰っただ!

あと、写真撮ってくれた金子愛帆ちゃんもコメントくれた。凄く嬉しい。人見知ってた自分がアホのようだ。有難う御座居ます。照れちゃいます。

誰もいない日々ですが、郵便で西田夏奈子から贈り物が届く、深井順子からも贈り物が届く。外に出る時、鯉和をつける。高橋を巻き日だかを持つ、糸井で喰らう、澤田を飲む。

それ以外何もいないシンとした日々です。

また長くなってしまった。
歳とると話が長くていけない。
でもまたこれに懲りずに来てくれたら嬉しいです。

深夜1時ですから、もう休みましょう。

そして、また明日から始めましょう。

そして、そして、有難う御座居ました。