すぐ太る。

揚げ物と甘い物が好きだから、そりゃそうだろう。一時痩せたって、必ず太る。
でも、イカや枝豆だって大好物だ。だからって太らない理由にはならない。世知辛い。。。ちなみに辛い物も大好きだ。

少し痩せたか。と周りの人に言われたのはフカプロ(FUKAIPRODUCE羽衣の略、イカ:フカプロ)『よるべナイター』に参加したからだろうか。
青山円形劇場に初めて立たせて貰い、もう立つ事はない。
フカプロ10周年の年にお客様触れ合いたい団体フカプロ向きの劇場公演、間に合った。プカプロでかした!来年はもう青山円形劇場はない。
フェスティバル名『青山演劇フェスティバル SPECIAL 〜サヨナラの向こう側2014〜』への参加だった。
丸い劇場はただでさえ右と左の区別がつかない者を惑わせる。今、ここは歩くべきところではないな。と思いつつ、だとすれば何処を歩くべきなのか。辺りを見ても見当がつかない。
袖にマイクを仕込んで貰い、叫び声にエコーがかかる様にして貰ったが、マイクのない袖に走って行き、パニック状態に陥った。

今回もパートナーで居てくれた澤田慎司君、話題の人気者となっている澤田慎司君を道標に自分の進むべき場所を目指したが、付いて行ってはいけないパターンも幾つかあったのだが、結局、彼の背中を追ってしまう。
踊りもずっと近くに行って踊る。でも、近づいてはいけない所がある『申し訳ないけど、ここは少し俺と離れてくれ』と言われる。分かったと言って少し離れるがやっぱり不安で少し近づいてしまう。今回も頼りっぱなしだった。
初参加の高山のえみさんは、そんな危うい私に『このシーンの後は澤田君と逆の方向に進んで私とすれ違うのよ。』と教えてくれる。その時は理解するから「分かった。有難う。」と答えるが、実際そのシーンになると、どうしても澤田君を追ってしまう。また『このシーンの後は澤田君と逆の方向に進んで私とすれ違うのよ。』と教えてくれる。その時は理解するから「分かった。有難う。」と答える。というやりとりを何度も繰り返し、でも実際なかなか、変な話だがうまくいかなかった。しかし、はっきりと自分の進む方向が見えて段取り通りやると、今度は高山さんがびっくりして逆の方向に進むという。なかなかうまくいかなかった。
しかし、背番号の組み合わせはとてもうまくいった。ストレッチ仲間としてもかけがえのないパートナーとなった。
舞台は芝生を敷き詰めて球場になった。役者は野球のユニフォームを着る者と解説するスーツを着たサラリーマン。

『よるべナイター』が終わってから、今月11月に本番のあるカンパニーと来年1月に本番を控えたカンパニーの稽古に参加している。
『よるべナイター』を引きずっているのか。引きずっているのは喉がガラガラで、その声を自分で聞いて余韻に浸ってしまっておとなしくなってしまってしまっているからか、周りの人達も少し痩せたように元気がないように見えるのかも知れない。
でも、意外と元気だ。引きずって行くのは失礼な話だ。
今日もチョコレートが美味しい。きっと、から揚げだって食べたら美味しい!

『よるべナイター』は以前、サンモールスタジオで公演して賞を貰った作品で、今回、青山円形劇場で再演となっているが、再演ではなく新作の出し物だったと感じる。
フカプロが出来て10年たって、みんな変化あった。分かる部分と分からない部分と。でもその人をみると何かが積み重なってきてると思う。愛おしい。
友人を見てもフカプロが出来た頃に50代で知り合ったギラギラした人が夜な夜な明け方まで、吉祥寺から高円寺という中央線ラインを連れまわしてなかなか帰してくれないパターンの遊び方をして居たが、今では夜の11時を過ぎると眠くなる。まだ帰らない。と言いながら半分寝ている。60代半ばになってしまった彼を見て、フカプロを思う。10年たった。
10年前は自分の部下を連れて観劇に来てくれていたが、今は娘夫婦を連れて来てくれる。

『よるべナイター』の思い出で、関係ないけれど書き記したいのは、劇場での稽古に入ってから買って半年しかしてないローンが4万円も残ったアイホンを落とし、新しいアイホンを買った事。友人知人の連絡先を失った。
新しいのが出ると、そういうのに拘って買う人々がいるが、自分は全くそっち側の人間ではない。携帯電話自体持つのも遅く、最初に所有してからそれこそ10年たったかたたないか位、そういう事には疎い。けれどアイホン6を持って居る。
なにかの拍子にアイホンを出すと「えええーーーー!シックスウ?!」と笑われたりもしている。
窓口のお姉さんの言いなりになったが、別にアイホン5でよかったのではないか?だってあなたは昌子なのだから。知人に言われると、全くアイホン5で充分だし、何故アイホン6を当然の様にお姉さんは「アイホン6です。」とそれしか選択出来ない感じで持ってきたのか。
5でよかったのではないか?と言われると全くその通りだが、『よるべナイター 記念』、背番号が6番だった事を思うとまあそれもいいか。となる。
高山のえみは9と書いたの背番号のユニフォームを着ていた。だから、もうそれだけでいいか。となる。
ちなみにバレーボールやっていた時は、小学校も中学校も5番だった。
もう、5は卒業。振り返らない。
友人知人も連絡くれた人だけ登録しよう。

『よるべナイター』野球にちなんだ劇だった。“選手名鑑”という冊子を制作の林さんが作ってくれた。見事!お見事!とってもよい記念冊子だ。こんな事するなんて演劇の可能性が広がる。
役者のプロフィールが載ってて、野球の思い出が書いてある。それぞれのコメント面白い。改めて芸達者な人達が来たのだな。と奮い立つものがある。
そして【深井評】という、プロデューサー深井順子がその役者(選手?)をどう思うかが書かれてある。私の所を一部抜粋するが「たまに岩に見える」とあった。この事について結構、声をかけられた。自分がそんな事書かれているなんて思ってなかったので、何を言っているのだ?と不思議に思って居たが、【深井評】を読み深井は私をたまに岩だと思っているらしい。なんて失礼な奴だと、思うがそれを読み喜んでいる人がいる以上、実は世間的には私は岩に見えているのだな。と認識する。うまい事を言いやがる。と思う。
確かに意思は固い方かもしれない。


みんなへの【深井評】を読んで納得する。“そう!そう!”となる。
例えば、自分が深井を評するとするとどうだろうか。
。。。難しい。人を評せるのは、プロデューサー気質。深井はすげえなあ。人の巻き込み方が半端ないなあ。あ、コレいいかなあ。いや、もっといいのあるな。考えてみよう。
【深井評】深し。

夢の様な話だがキャスターの中井美穂さんが場内アナウンスを引き受けてくれて、元ヤクルトの古田敦也さんと同じ舞台に立てて、どうなっているのだろう。こんな事が待っているなんて決して中学校の頃は思いもよらなかった。
私の役所は大魔神佐々木と同じポジションで、おさえだった。選手交代で中井さんに私の名前をアナウンスして貰った。役所によっては名前をよまれない選手も居たので、申し訳なかったがその選手の分も私は!と息み。どうだったろうか。空回りしなかっただろうか。とりあえずはけ口は間違ってしまった。
お二人とも気さくすぎるほど気さくで、大きい事を成し遂げる人はこういうんだと思った。見習いたい。でも、自分にはそんな器などない。

青山円形劇場版『よるべナイター』は深井順子が初演出、坂田さんが演出助手というエピソードを持つ。坂田さん、キラキラ生き生きしていて飲み込まれそうだった。二人のお芝居への愛情が伝わり、その想いにどんどん引き込まれる。
稽古は糸井氏が居ないまま進んだ。
後半は糸井氏が炸裂した。

稽古も本番も楽しくて寂しい公演の印象を持ったまま、幕を降ろした。

『よるべナイター』に参加出来て本当に良かった。
ご来場頂けた皆々様有難う御座居ました。ご来場頂けなかった皆々様次回、好機が訪れました時に是非。
関係者の皆様、大変お世話になりました。お疲れ様でした。
関わってくれた全てのものに感謝しつつ。
有難う。
それから人間の大きさは違ってもユニフォームのサイズは古田さんと同じだった事もコッソリ記念に書いておこう。


そして、次の舞台の準備。
趣向に参加します。
「男子校にはいじめが少ない?」リーディング&中高生ワークショップ
11月22日(土)−24日(月祝)
会場 神奈川県青少年センター多目的プラザ にて
http://shukoushuko.blog48.fc2.com/

今年4月に神奈川県庁でのイベントにショートバージョンにして参加して、それが好評だったので今回ロングバージョンで単独での公演です。
作・演出はオノマリコ。オノマ リコです。
出演者は全員女性ですが、一人だけ女子高生やってあとは男子高校生やります。
男子高校生の心理を探りつつ作って居ます。自分はもしかして、男か。と思う位共感します。しかし、女が『私、男っぽいって言われるの。』などという発言は反感かうという噂を耳にしますので、アレですが。
自分と近いかも。から、もっと近く。そして、もう男!となるように作って行きたいと思います。
男子っていい社会。男っていいな。
劇題にもありますが、いじめが少ない。その背景、心情を伝えちゃう。でいどみます。是非、いらして下さい。
ちなみにこちらリーディングです。読み聞かせちゃう。聞きにきて下さい。
チケットのご予約は、私、伊藤昌子扱いとなってしまいますが、http://ticket.corich.jp/apply/60079/004/でお願い致します。
今度の連休にリバウンドした私に会いましょう!
お待ち致して居ります。

今回も長くなって御免ね。
最後まで読んでくれた?
有難う御座居ました。