チンチンアイス。2

※『チンチンアイス。1』の続きです。


のごときの話になってしまいます。
私の日常の話になってしまいます。
自分の誕生日に関する話が暫く続きます。
こんな私にも生まれた日、誕生日があります。
自分の生まれた日を人に覚えて貰えていたら凄く嬉しいけれど、自分ではあまり執着はなく。
でも他の人も私の誕生日に何か思ったりはしないのだから、結局誰も気にしない。
単に365日の一日にすぎない。でもうるう年だったら366日の一日にすぎない。
試しに、何の試しか分からないけれど、今年のその日、カラオケに行ってみた。誕生日だからではない。関係ないけれど試すにはきっかけがいるとすれば、それは誕生日だからで、でも本当に誕生日だからではない。試しに。だからそれは何の?と考えると分からないけれど、365日の1日として兎にも角にも、ひとりで行った。
カラオケ館は入店するとまず、受付用紙に名前と性別と年齢と合計人数を書く。
本日、歳をとったので年齢欄、間違わないように、と、しかし今日、生を受けた日なら宇宙から何かお告げがあるかもしれないとそれを受け取るアンテナの感覚でペンを走らせてみた。さあ、ペンよ、走れ。その数字は。34だった。宇宙よ、何故だろう。どんなメッセージがある?48なのに。14歳サバをよんでいる。
根拠が分からない。間違うにも定義が全く見えずキレが悪い。歳をとるとはそういうものか。アンテナが誤作動か。それとも何かの暗号だったろうか。今の私にこの暗号は解けない。
二重線で消し、地球上では48だと書き直す。書き直さなかったら、あの人ぜったい地球上じゃ34じゃないよね?と給湯室(?)での餌食になっただろうか。
もしくは地球上では48なのに34ってさばよもうとしていたね。と笑われているだろうか。二重線じゃなくぐちゃぐちゃに塗りつぶせばよかった。
段々時間のなくなってきているこれから。そこから、今から1.5時間カラオケさせて頂きたい旨、店員さんへ告げた。
部屋に入ったが何を歌っていいかさっぱり分からない。カラオケなんて本当に来ていない。
前に歌った様な気がする歌を入れてみたが、音が取れない。耳は優れている方ではない。『チリンチリン』が『チンチン』に聞こえてしまう(前回の『チンチンアイス。1』より)。暫く音符を口から出さない間に聞く力もなくなった可能性がある。呆然と時間が過ぎる。
サロメvsヨカナーンを流す。
=君の名前はサロメ あなたの名前はヨカナーン ひとりぼっちよりもましだから愛してる=
エコーが邪魔でマイクは使わずそのまま歌ってみた。♭-6でサビの所が地声で出る。でも本当はもうひとつ下げたい。もうひとつ下げたらもう下げられない程低くなってしまう。
音程は低くても志は高くありたいと思っていたが、消費カロリーは10キロ位だったと思う。
志とカロリーは関係あるかは分からないが、もう少し頑張れば良かった。というか、これはこちらの頑張りではなく、もう決まって出る表示なのか?エコーの消し方もカロリー表示の基準も分からない。
結局、何を歌っても音が取れないまま時間が来た。
会計時、何かのキャンペーンとかで後ろのワゴンからお好きな物を三つお持ち帰り下さい。となぜか汗だくの店員さんが言う。なぜかというのも失礼だ。一生懸命に働いているんだ。缶コーヒーとマスクとエコバッグを選んで「頂きます。」と受付を振り返ると誰もいなかった。ちょっぴし恥ずかしいな。と思いながら出口へ向かう途中、汗だくの店員さんが「有難う御座いました。」と顔を出してくれた。
こちらこそ。コレ、誕生日プレゼント。キャンペーンて私の?誕生日の?んな訳ない。カラオケ館にとっても1/365か1/366だ。試してみたら、いや、試してみてもこうなった。こうなる事は分かっていた。
私は生まれた時が天ちゅう殺、大殺界という、生まれながらの人間だ。人生の冬と言われる、じっとしといた方がいい時期に出てきてしまった。今年がそうだ。生まれた干支が天ちゅう殺、大殺界。つまり年女の時、縁起がいいと言われるよ。と聞く年だが、私は何かをスタートさせるのに最もむいてない時期に人生そのものをスタートさせた。間が悪いのは生まれつきである。
オギャーという泣き声は、間違ったーー!という叫びだったのかもしれない。生まれてからずっと叫んでる気がする。
いつだったか、誕生日を聞かれた事がある。
その人はこの私を口説いているのだと言う。自分に無いものをいっぱい持ってる人が言ってくれている。そんな事で大丈夫なのですか?と答えたが、次会った時も聞かれた。この前聞いた事は覚えている様子。
きっと、この人は実はそんな。あんな事言っていたがその気はないんだな。と話をそらし二度目は答えない。
ネットで調べてくれてもいいと思った。頑張れば引っかかる情報ではある。
実は、私は、相手の誕生日を聞いた瞬間覚えた。
これが友人から聞かれたのなら抵抗なく答えたと思う。
去年お芝居で共演した20代の子から今年のその日、お祝いのメイルが届いて(他にもくれた方、沢山、いや、沢山ではないですが、心の友たちがくれました。有難う御座います。話の流れで今回、去年共演した20代の子の話させて頂くね。んね。)。その子は私の誕生日を調べてメイルしてくれたという(ほれ、ほれ)。
その子に、お礼を述べつつ恐る恐るお母さんの歳を聞いてみた。すると、昌子さんはお父さんと同じ歳です。と返ってきた。なんか、お父さんと、というのにハッとし、また年齢の比較がお母さんではなくお父さんだったのか。と、この勘の鈍さはもはや歳か、と自分の視点の甘さにがっかりする。同級生の孫達がどんどん大きくなっている。









1.414213562373095048801688724209698078569671875376948073176679737990732478462107038850387534327641572735013846230912297024924836055850737212644121497099935831










覚えてくれてたらとても嬉しい。でも、結局、それはエゴだし、普段捨てる様な野菜の皮をきんぴらにするのはエコだし、なんと言っても味の決め手はアゴ出汁。
人に覚えて貰えていたら凄く嬉しいけれど、それは自分の魅力にかかってくるのだろう。残念だがその人へは私の魅力不足負けだ。
いや、人生に勝ったも負けたもない。
そうだろ?
でも勝ちたい。何に?
もう一度占ってくれ。四柱推命でやってくれ。
それは生まれた時刻を聞くんだろ。母子手帳によると生まれた時刻は5:00とある。雑だ。母は死んでしまっている。父にこれは朝か夕か聞いても、なんと。分からない。と言う。本当に父親か?とここでもエゴが顔を見せる(こんにちは。)。そんな人の事を、責めらる程こちらも人の子とは思えない位の冷血を持ち合わせている。この親にしてこの子ありだ。決定的な事として同じ顔をしているのだから父親に間違いはない。年々似てきている。去年の免許更新の時の写真は父だった。現実を受け入れる事がしばらく出来なかった。そんなバカな。と。。。こんなの偽造じゃないか。と。小さな頃からそっくりで実は父が生んだという説もある。女の子は男親に似ると幸せになる。と言われる。しかし『父親にそっくりだ。』といわれる度に乙女心が傷ついた。父親似が幸せになるなんて。。。あっ、Koki,女史。美しい。そういう家もあるだろう。
迷信に惑わされない、現実を見て、鏡は決して見ない。
母に似ていたらよかったのに。いや、父に似ているからこの程度でおさまっているのかもしれない。
母はアゴが小さく大きな瞳で美人だった。母の同級生に何かの拍子で会ってしまい、伊藤(伊藤は母の姓)の娘だと告げると『おぉ!初恋の人だったよ!』と本当か嘘かは分からないが言われた事がある。
四柱推命では生まれた時刻も分かれば詳しく占えるという。幸せになる為の詳しい指針には生まれた時刻が必要だ。私はもう詳しくは分からない。
アグネスチャン女史は子供を生む際、その子にとって運勢のいい時刻になるまでお腹の中から出さなかったという。
誕生日占いは月日のみなので、その人の誕生に関わる機が熟す時刻があるのなら、大雑把なものなのかと思う。誕生月占いなんてもう無法地帯ではないのか?
生まれた時刻が分からないのだから占いの事を考えるのはもうやめようと思っても、すがるだろう。めざましに、りすに。最下位だと、やっぱり、そうか。と、少しは気にする。大体5:00ら辺に生まれただろうが、朝か夕か分からなければ。分からない。






AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAABABAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
  





AKB48(あきたからきたババアが48)になった朝、目覚めるとカーテンを閉め忘れ、目覚ましかけ忘れ、そしてもう一つ何かを忘れたがそれさえ何だったか忘れてしまった。老化のどセンター。ヤッタア!!違う。違う。
48歳になった朝、というが、カーテン閉めるのも目覚ましかけるのも47の最後の日。HKT47(ホーホケキョ、ケキョケキョ、トゥルットゥ47)引退の日ではないのか?と思うかもしれないが。大体、一日中家にいても22時に帰宅しても布団に入るのは午前3時。365日中365日(うるう年の場合は366日中366日)と言えばオーバーかもしれないが、でも殆どそんな感じだ。
だから日付が変わって48になって床に入るのだから、カーテンの事も目覚ましの事もあともうひとつなんだが分からない事も寝る前には最低気づきたかった時、もう日付的にはAKB48初日にした事だ。
しかし、天ちゅう殺だ、大殺界だ。と騒いでも結局、生まれた時刻が分からないでの占いだから気にせずに。と思えば気にしなくていいのだろうか。どうなのだろうか。どうしたものだろうか。

もの凄くどうでもいい話をしてしまったが、かと言ってこれから為になる話をする訳でもないが。戻す。
何度聞いても答えてくれる、新潟出身と勘違いしてしまっていた、長崎出身の心広い女(横道にそれた話が長過ぎて彼女の事が懐かしい『チンチンアイス。1』より)。
自分もそうなりたかったけど。エゴがすごい。
彼女のお家はじゃがいも農家で実家で作ったというじゃがいもを山程貰った事がある。
じゃがいもを貰った時点で新潟と勘違いしてしまった可能性がある。自分で思いっきし間違っていて言うのも変だが、じゃがいもと新潟が結びつく発想も素人ながらピンと来ないが、何となくじゃがいもと言えば北海道のイメージがあるが。でも新潟でもじゃがいも作っている農家の方はいるだろうし、長崎にもいる。まずはキチンと人の話を聞く事。そして固定観念をやめなさい。オレ。
彼女のお父さんが作ったじゃがいもは、食べた事ない位、ホクホクで甘くて、帰ったらじゃがいもがある。と連日はまっていった。心はじゃがいもになった。あら?顔も?
中には皮を剥くと紫色の実をした生まれて初めて見るいもに「あああ!」と台所でおののいたものだ。うまくすれば、おののいもこだ。
アンデスという種類だと教えてくれた。安心ですメロンと同姓同名とは。姓名判断では同じ人生を歩む筈だ。
人に誕生日を覚えて貰えない事を自分に興味がないからだ。とヘソを曲げるが、出身地も名物名も間違ってしまったけれど、私は『チリンチリンアイス』の子が好きだ。見かけたら声を掛けたくなる。話したくなる人だ。
ドアを開けた時にそのドアを開けた人を必ず見る人がいる。本当に小さな事だが、私はこういう人がちょっと苦手だ。恋人と稽古場に遅れて入った時は見てほしい。そこにいる人によるという選り好みをするちっぽけな48で申し訳ない。そういうあたりがイマイチアイドルになれなかった原因だろう。それさえなければ。。。え?
むやみに見てほしくない。腹の虫が悪いと。何見てんだよ。と言ってしまう心の貧しさを持っている。その貧しさは経済的にも比例している。
自分で自分が恐ろしい。今後の生活も心配だ。
彼女はそういう下世話な事をしない。だから付き合い易い。消去法の見方っぽいかもしれないけれど、違う。下世話ではないという皮膚の下に暖かいものを感じている。飼っているハムスターの話も聞きたい。写真も送るようお願いしてある。
散々、聞いてきたであろう。もう忘れない。
そして、本当に『チンチンアイス』というものはこの世に存在しないのか?自分はそれに対して少し情がうつっている。『チンチンアイス』が架空のものでありませんように。どこかで聞いて残っていたから勘違いしていた。そうであって欲しい。と。信じて『チンチンアイス』を検索する。
出てきた。ある。
青森だ。青森にあるようだ。そしてその容姿は『ババヘラ』と似ている。『チンチン』のアイスのドラム缶がタイヤ付きの物にのっているが『ババ』は地べたに置く。一見しての違いはそれ位だ。チンチンを『雄』とした時、北の男の労働におけるフットワークの軽さのイメージをタイヤ移動を可能にした状態で表し(冬は都会へ出稼ぎへ行くという暗喩だろうか)、ババを『雌』とした時、その土地で出稼ぎに行った夫をじっと待つ安定感の象徴と。その商売スタイルに、由来の予感が。。。的中率0%だろうが。
奇跡か記憶違いか?どこかで聞いてそれを自分で勝手に『チリンチリンアイス』から『リ』を抜いて、『チンチンアイス』にしたのだろうか。
永井愛さんの名作に『ら抜きの殺意』があるが、『リ抜きの誤解』という解決で手を打って貰えないだろうか。なんだ?その解決法は?
『チンチンアイス』検索は一緒に『チリンチリンアイス』も引っかかって出てきた。そして『ババヘラ』も出ている。
検索結果を映し出す一画面に、『チンチンアイス』『チリンチリンアイス』そして『ババヘラ』が一緒にあった。