小学生の時、腕相撲大会で優勝した実力を見せる時が来たようだ。相手の手を握った瞬間、その戦闘力は大体分かる。この取っ手の戦闘力を伺いながら、だが、誰も私に敵わなかった力自慢を今ここで見せ付けようじゃないか。神経を腕に集中し一気に左に引く。これでどうだっ！！怪力により引き戸は全開の限界を超えて建物を突き破った。しかしイメージとは異なり実際はビクともしていない。くそう。腕が落ちたようだ。
時は７月、暑さもあり、今出した力はちょっとしたダメージだ。もしかして？右に引っ張ってみる。開くはずがない。簡単に開かないとはもしかしたら鍵がかかっているのかもしれない。いくら勝ちたいからとは言え卑怯なヤツだ。しかし私はチャンピオン。鍵が掛かっていようがいまいが、関係ない。コの字を握り、静かに目を閉じる。勝利の女神に次でどうしてもキメたいんだ。キメる。と宣言した。目を見開き一気に全体重をかけ左に引っ張る。組体操の扇の端っこの人のようか、体はもう地面にくっつくかつかないか際どい角度だったろう。硝子戸の向こうでどうらやら大丈夫ですかっ？！大丈夫ですかっ？！とお巡りさんが叫んでいる。しかしこの硝子戸の防音が優秀で、貴方の叫びは蚊が鳴いている様にしか聞こえない。開かない。聞こえない。笑顔は消え歯を喰いしばり、すみまっっせえぇえっんっ！と叫びながら久しぶりに腹筋も全力で使いドア枠に足を引っ掛けて全身全霊で硝子戸を引っ張るが、びくともしない。鍵開けて！喉まで出かかった所で内側からお巡りさんが開けてくれた。あああー！！あぁ、すみません。と、腹立っていたが、開けば一瞬にしてそんな事は無かったことにして感謝しかなくなる。どうしましたかっ？！と貴方は怒っているの？下手に出過ぎたようだ。冷房がガンガンきいた部屋で文字通り涼しい顔をして出てくるのを目の前で見たら怒りたいのはこちらの方だ。今、忘れた怒りが込み上げる。しかも、私の事を内側から見て居ながら錠をかったまま（恐らく）出来ればデスクワークで終わらせたい。そう思っていたんだろう？なんだか許せなくなって来た。道を教えなさいよっ！！心で叫ぶが口にするとちょっと道をお尋ねたいのですが（てぺぺろ）となる。方向音痴で無ければ、私の記憶が自信に満ち満ち溢れてハッキリと進むべき道を歩めたらこんな事にはならなかった。
力技力点力学力説力持力瘤力者力士力闘力業力量力行力作力演竹内力強力威力実力
冷房がガンガンきいている中、大きな地図を出し、今此処です。と。お巡りさんが指で地図指す。何処に居たっていい。家に置いてきてしまった眼鏡がないと此処もそこもあんまり本当は分かっていない。お巡りさんの話っぷりだと地図上では私はもう目的地。
有難う御座居ます。と冷房のきいた部屋を出た。
お巡りさんの教えてくれた道を行こう。
交番を出たら右に進む、つまりマクドナルドの方へ行き、ケンタッキーフライドチキンとカラオケ館の間の道を右に入ると目的地。と教えてくれた。結構簡単そうだ。
交番を出てまず右へ。マクドナルドを探す。5分は歩いたか、しかし簡単にマクドナルドは見つからない。すぐあるように聞こえたが勘違いかもしれない。太陽が照りつける。汗が吹き出る。時間が過ぎる。体力が奪われる。でももう少し進んでみよう。おかしい。見逃したか。一度、交番迄戻ろう。戻る道すがらもマックを意識しよう。戻りもマクドは見つからない。気まずいからお巡りさんには見つからない様に、振り出しの位置へ。右へ行く。もう戻りたくない。よく見る。不審者と怪しまれてもいい。日傘、帽子、サングラス、マスク、スカアフ、怪しいのはどうせ元からだ。今更何も怖くない。その建物がもしかしたらマクドナルドかも知れない。そう疑いながらヤバい位見ながらさっきよりもう少し進んでみる。東京靴流通センター。そう書いてマクドナルドとは読まないか？マクドナルドは見当たら無い。もう一度交番まで戻る。もしかして？左に行ってみる。右と同じ位左に進む。マクドナルドは見つからない。
マックシェイクがもの凄く飲みたくなって来た。
マクドナルドを探そう。
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劇団劇作家10月公演
リーディングミュージカル
『Killer Queens!』
伝説のシリアルキラー、切り裂きジャックとならびたつ女性キラー「KillerQueen」の座をかけて、「マスター」を名乗る謎の司会者のもと、コンテストに集った8人の女性殺人者たち。はたして「KillerQueen」の座は誰の手に…？
粋で華麗でちょっぴり危険なキラー達のコンテストパーティーに、是非ご来場くださいませ。
【脚本】モスクワカヌ（劇団劇作家）
【演出】赤澤ムック
【音楽】伊藤靖浩
【会場】TACCS1179
〒161-0034 東京都新宿区上落合1-17-9
西武新宿線 下落合駅下車 北口から徒歩約3分
※本公演の会場は地下にあり、エレベーター等の設備がございません。大変申し訳ありませんが、車いすでのご入場が難しい旨あらかじめご了承ください。
【日時】
2022年10月14日(金)～16日(日)
10/14(金) 19:00
10/15(土) 14:00/19:00
10/16(日) 11:30/16:00
※開場は開演の30分前です。
【チケット】全席自由
一般 4,000円
学生U-18 2,000円
障がい者割引 2,000円
配信チケット 1,500円
※学生 U-18 は、学生の方、18 歳以下の方のための割引チケットです。当日受付にて学生証 か、年齢を確認できるものをご提示ください。 ※障がい者割引は、障がい者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手 帳)をお持ちの方にお求めいただけるチケットです。当日受付にて障がい者手帳をご提示く ださい。
[伊藤昌子扱い 予約フォーム]
https://www.quartet-online.net/ticket/killer_queens?m=0aefhbb
なお、本公演は10月16日11:30の回のライブ配信およびアーカイブ配信のチケットもあわせて発売いたします。
配信チケットはPeatixでの発売となります.
【ライブ配信について】 ■日時
2022 年 10 月 16 日(日) 11:30
■アーカイブ販売期間 2022年10月31日(日) 23:00まで
■アーカイブ視聴期間 2022年11月7日(月) 23:55まで
■ライブ配信チケット
※Peatix で販売予定。URL 未取得
【CAST】
伊藤 昌子
大田 翔
岡田 あがさ
小見 美幸
角島 美緒
神 由紀子(朱の会)
関森 絵美
竹内 真里
露詰 茉悠
中谷 弥生
(五十音順)
【STAFF】
音楽 伊藤 靖浩
演奏・音楽監督 三橋 美笛
歌唱指導 三橋 美笛
照明 賀澤 礼子
音響 岡田 悠(One-Space)
音響操作 小町 香織
衣装・美術 わだかよ(NAGOMIDA デザイン)
宣伝 わだかよ(NAGOMIDA デザイン)
映像配信 タナバタカナリア
ドラマターグ オノマ リコ(趣向)
演出助手 大月 リコ(yoowa)
舞台監督 藤田 有紀彦
制作 福山 啓子(劇団劇作家)丸山 香織(アナログスイッチ) 主催 劇団劇作家
今公演ではコロナウイルスウイル感染対策を実施する為、以下の文面をご予約時にお客様へご案内させて頂きます。キャストの皆様もご一読して頂けますようお願いいたします。
・発熱や咳などの症状のあるお客様は、ご入場をお断り致します。
・入館される際、検温を実施いたします。検温にて 37.5℃ 以上の発熱が見られる方につきましては劇場内へのご入場をお断り致します。
・公演中に激しい咳や発熱など感染の疑いのあるお客様が発生した場合には、ご退席頂きます。
・ご来場の際にはマスク着用でお願い致します。
・入り口にアルコール除菌スプレーを設置し、除菌にご協力頂きます。
・換気を促進するため、ドアや通用口などを極力開けて運用します。
・受付やトイレなどに並ぶ場合には、できる限り間隔を開けてお並び下さい。
・出演者への差し入れ・プレゼントは受け付けておりません。
・終演後の出演者・スタッフとのご面会はできません。
また今回使用する劇場はロビーから客席までの移動手段が階段のみとなりますので、車椅子や松葉杖などでのご来場が厳しいと予想されております。身内の方やお客様にご案内される際に気に留めて頂けますとありがたいです。
【協力】
株式会社アプル クィーンズアベニュー 豪勢堂 黒色綺譚カナリア派 青年座映画放送 ブロードウェイ・ライン・カンパニー アナログスイッチ 趣向 青年劇場 劇作家女子会。
【お問い合わせ】
劇団劇作家
MAIL gekidangekisakka@gmail.com HP https://www.gekisakka.net/
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来月10月にお芝居をします。
10月だなんて、今年も残り少なくなったものだと。
私にとってはあっという間ではなくなかなかの時間を感じた。
結構待ってここまで来た。
待っている。待ちに待っている。
リーディングミュージカル。
10月もし宜しければ会いに来て下さい。
もう一度。
劇団劇作家
MAIL gekidangekisakka@gmail.com HP https://www.gekisakka.net/
[伊藤昌子扱い 予約フォーム]
https://www.quartet-online.net/ticket/killer_queens?m=0aefhbb
宜しくお願い致します。
＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆腹＆＆筋＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆＆
もう一つ。お知らせしたい。
久し振りに妙ージカる。
来年2023年2月。
FUKAIPRODUCE羽衣。来年20周年だそうだ。成人式。旗揚げ時、確かに私は33歳だった。
8月中にプレ稽古があり、来年2月は始まっている。
妙ージカってた。
懐かしさに胸がジーンとした。
そして体力大丈夫か。
劇題は『プラトニック・ボディ・スクラム』
公演期間は、2023年2月9日(水)〜12日(日)
劇場は、本多劇場
だっ！
FUKAIPRODUCE羽衣のホームページは、https://www.fukaiproduce-hagoromo.com/
宜しくお願い致します。
一回妙ージカるともっと妙ジカりたくなる。ずっとファンだ。カラオケに行ってみた。
久しぶりにサロメvsヨカナーン(愛称：ゾロ目の歌)を歌ってみる。
歌手名にはFUKAIPRODUCE羽衣、作詞者と作曲者には糸井幸之介と出てくる。感動だ。
77はゾロ目は高橋義和君のソロだけど、一人サロメvsヨカナーンの時は高橋君のソロも頂きだ。孫と自分の会話の一人二役も遠慮なく頂いてしまう。孫がおじいちゃん歳いくつ？と聞く。自分の歳を答える時、77はゾロ目となる。そのあとに男性パートが来る。ゾロ目が来ると男性陣は君の名前はサロメと歌ってくれる。今回は一人サロメvsヨカナーンだから77までのゾロ目の際の男性パートも独り占めで歌ってきた。77歳になった後も君の名前はサロメ、そう歌うはずだったが、君の名前はゾロ目、そう間違ってしまった。77にして初めての間違い。しかし本番でなくてよかった。ヨカったナーン！
ひとりぼっちよりもましだから愛してる。が一人だと何だかパンチがない。ヨカなかったナーン！
DAMでカラオケする際には是非是非、妙ージカって見て下さい。
ちなみに大西玲子ちゃんソロの晩年の母親との暮らし部分で号泣してしまい、歌えなくなってしまった。。。本番でなくてヨカったナーン！
涙もろい方はハンケチもお忘れなく。
暑い暑いと思っていても浴室の天井や壁につく湯気の感じが冬っぽくなってきた。知らず知らずの内に時は刻まれている。
ここまでの時計。有り難う。
時計。
少し戻るが、交番で聞いた道順は、現実にはないルートではないかと思う。言われたもの何も出てこない。
駅によってはマクドナルドが複数ありもう一つの方のマクドナルドを目印にして道を間違えたりもしたことがあるが、しかし良かったのはその教えてもらった整体院ではない所に行ってしまったが間違った先の整体院が意外と良かった。と。ヨカったナーンとなった事があるので、。
あるので、、、。だから、良かったです。
あの後、道に迷ったけれど、何とか行きたい所へは辿り着いた。
お巡りさんの言ったことは聞かなかったことにして、自分の記憶を辿った。
先入観念を捨てる。信じられるのは自分のどこかに残されたかすかな記憶だけだ。
ここを曲がる。ここを渡る。何となく懐かしくもある。そう、交番での一連が懐かしくある。目的地を目の前にしたら全てが昔の事だ。
行きたかった場所の通り道にはマクドナルドもケンタッキーフライドチキンもカラオケ館も無くて嘘だろ。と思った。
あの説明が出来るなんて逆に凄いじゃないか。と。
帰りに一言言ってくか？
引き戸引く力があれば。
とか思ったりした。
