TATUYA 1

今のところ、ひとまず自宅では全裸だが、最近は厳しい。限界かも知れない。と天(井)を仰ぐ。下を見ないのは気温を純粋に感じたいのと自分の現状を認めたくないからだ。
大家さんにこの夏、エアコンの対応遅くてモンクを言った時もパーマ屋さんを予約した時も間違い電話に対応した時も全裸だった。電話での会話は体型がバレない為、また全裸という開放感に背中を押され後で悔やむ程、話は強気ですすめられた。
この様に自由な振る舞い、強気な姿勢でいると、ゴミ出しもこのまま行って問題ないような気になってしまう。行きに10歩、帰りに10歩。問題あるだろうか?駄目なのだろうか?
部屋を出てもすぐ部屋に入るんだ。ドアツーゴミ箱10歩、はたまた、ゴミ箱ツードア10歩。駄目か?いいだろ?ならば、足、のばせるだけのばして5歩にする。どうだ?こう、なんとかうまい具合に、都市伝説みたいな感じで、なんかゴミ捨てたらすぐ居なくなるらしい。とか臨機応変に。見たら幸せになる。ような事もないけど、別に特に。普通に。とか。
と、常識が麻痺しかかった所でこの季節になった。もう裸では外へ出られないだろう。
服を着よう。冬が来る。
季節の変わり目をあなたの心で知る。という人もいるが、冷暖房に頼らず、全裸で過ごせば自分の肌で寒い。と感じ、冬がやってきそうな。そんな感覚を実感できる。
そもそも季節の変わり目ごとに心変わりをする可能性がある訳でしょ、その人。もっといい人いるよ。別れて良かったよ。
辛かったろう。次いける?
私はいけない。。。
とりあえず、映画を観ようと思っている。
今年も終わりに近づいているが、今年の前半に(まだ自宅で服を着ていた時期、季節は巡っているなあ)幾つか映画を薦められていて全部観ていない。今年のオススメ、今年の内に。と焦っている訳でもないが、少しずつ観ている。
観てみると、その映画を通して薦めてくれたその人が分かるような気がしてくる。こちらの勘違いかもしれないが。でも、合っていると思う。
作品が面白いか?というのもあるが、その人の感性にロックオン!
でも私のフィルターは曇っているのかも知れない。

最寄のレンタル屋さんは小さくて種類が少ない。リメイクした作品が見たくてもオリジナルしか無かったり、自分からしたらそれはスピンオフの角度だったり、ガッカリする事もあったが、大きな所に行くには何となく敷居が高かった。
以前はよく行っていたのだけれど、何された訳ではないんだけど、なんか圧が。きっと被害妄想だと思う。
しかし、行く時が来た。観劇に際して、見ておこうと思った映画が最寄のレンタル屋さんになかった。有名なヤツなのに、出来ればココで借りたかったのに。
大きなレンタル屋さんにはかつては通っていた。雰囲気がちょっと合わず緊張しながら借りていた。近所の小さなレンタル屋さんへ行くようになってからも大きなレンタル屋さんの会員カードはコンビニでポイント加算される仕様だったのでずっと持ってはいた。大きなレンタル屋さんへ久しぶりに行く。しかし、前あった場所にない。方向音痴が悪化したか?若しくは全くの記憶違いか?と焦ったが転居したみたいだ。近くにあるみたいだが。地図があるが。生憎地図がよめない。知っている通りの近くのようだ。その通り迄は行ける。行ってみるがそこから迷う。外観の写真は見たことがある。でも、自分が思っている方向を地図は示していない。
自分を信じてみようと思う。ここまで生きてきたのも殆ど勘だ。地図は無視して、自分が思う方へ行ってみた。
あったあ。
地図、間違っていないか?きっと間違っていないだろう。みんな、この地図を見て辿りつくのだろう。
自分は、やはり自分でしかなかった。
地図がよめれば、どこにでも行けると思う。今回たまたま外観が記憶にあったから行ってみて当たったが、自分の経験値でしか行けないのであれば、いずれ限界が来る。
もう来ている。
このレンタル屋さんとは元々相性悪かったし、私に内緒で移転するし、地図で煙に巻くし、歓迎されていない被害妄想は看板のある階へ永遠に来ないのでは無いかと思っていたエレベータと共に上昇した。
気後れに胸を膨らませ、目的の階へ降りると、なんと!とってもいい雰囲気だった。
割とこういう事がある。案ずるより産むが易しだし。
眠る事が上手に出来ない為、金縛りにあう時がある。でも、少しだけ体を動かす気になって動かしてみると、問題なく動く。
金縛りではないか?と思ったが金縛りではなく、何かの勘違いでそう思い込む。そういう夜を何度も過ごしてきた。
もしかしたら眠れないというのも、実は夢の中の事で、ぐっすり眠っていたりしてはいないだろうか?


途中ですが、一旦、失礼。