お久しぶりです。前回更新から約二ヶ月。神経痛になっております。いったあ~い!と思わずオカマちゃんの様に叫んでいる時があります。だけれど元気です。右手に力が入らない中、引っ越しも出来ました。というかして貰いました。7人の侍と2人のちびっ子で梱包と搬出と搬入をしてくれた凄まじい一日があります。感謝だだ。ペットボトルを開ける力がなく電車で乗り合わせた人にあけて下さらない?と何故か少し高飛車にお願いする事に慣れてきたこの頃は家にある開かずの2Lの水を、明日はこれを持って電車に乗るか?と段ボール狭間で思っています。

見た目、まさか、この大女がペットボトル開けられないなんて誰も思いもしないだろうから誰かに開けて。と頼まれやしないかビクついている。
もうこうなったら言われる前に、目に入った人には見境無く先に言ってしまおうか。とも思っている。

荷解きをすこーしづつしているが、梱包もして貰ったので包みを開ける度、これがここにあった!という再会の喜びがこみあげる。一気に前の部屋から物が無くなり、新しい住居に物が運ばれた事が本当だったのか?自分の事なのに付添いだけだったので今も信じられず。コレが、まぼろし。という気持ちだろうか。
このご恩どう返したらいい?
もう、皆んなで親切な引っ越し屋さんやればいいのに。

しかし、人任せにしてしまった引っ越しは爪切りの在り処が分からずに。爪切りが無くて。無くて、この爪、歯で喰い千切ってやろうかっ!と激しい癇癪を起こすのは更年期も関係あるのだろうか。もし、その爪が足だったら、機械体操からやり始めないと喰い千切る事が出来ない。
やるか。

ちなみに私はこの部屋の中にある物については今後一切買わない。この荷物の中で息を潜める爪切りに、それぞれの物に、そう思う。
今以上、それ以上、物を増やすのは安全地帯の確保の危機だ。そう確信する。
新たに爪切りを買う位なら一生切らずに伸ばしたっていい。考えてみたら折角伸びてきたものをどうして切る必要がある?反面教師だとでも言うのか?!
誰が?

爪切りは買わない。
もしどうしても短くする必要があるのであれば、幸いにしてレオタードは持っている。機械体操はいつだって始められる。やるか。
着てやるか。
しかし、この歯で食い千切る。
確かにグッドアイデアだと思ったのだが、歯があまり丈夫ではないので、カッとなってやってしまって大丈夫なのだろうか?
今後は歯の強化も必要だと思う。

何とかなる。
例えば、糊も。
このコンピュータ社会の渦の中にいながら、のまれることなく、いまだ連絡は封書という堅物が居る。住所変更のお知らせを出さなくてはならない。しかし糊が見つからない。神経痛で病む手でどうにか書いた手紙。封をしなくては投函が出来ない。しかし私は決してこの部屋の中にある物は買わない。何処かにあるはずの糊が見つからないのなら米を炊いて米粒で封をすればいい。そう、押して駄目なら引いて見る。
いつ押した?いつ引いた?
ここが日本で良かったと思うのはアメリカだったらパンで糊付けが出来ただろうか?イタリアだったらパスタで糊付けが出来ただろうか?メキシコだったらトルティーヤで。。。

米が主食で良かった。まして秋田出身ならば、地元が誇る米、あきたこまちを糊付け以外に何に使うと言うのだ。
今こそ米を研がんと軽量カップを手にしたその時、気まぐれで覗いた段ボールの中に、ナント。あった!あっあっ!あったあっ!
セメダインが!
勘が冴え渡っている。爪切りもあるのではないかっ?!ないのかっ?!そこまではないのかっ?!やっぱり喰いぢぎるしかないのかなあっ?!
米研いで炊く時間をかけずして、そして有難い事に糊よりも早く乾くような気がするではないか。乾くまでの無駄な時間を短縮し次の事に、例えば不意の居眠りや、そうだ、ありもしない幸せを妄想したっていい。時間を有効に活用し、なんて幸せなんだ。妄想だったけど。
お手紙にもキッチリと封が出来た。一石二鳥だ。三鳥だ。カァカァ。ピヨピヨ。プルップー。
そう、必要なものは全てこの部屋の中に。
ここで誓おう。
再度、誓おう。この部屋の中にあるのであれば、私は物を買わない。そして貰ったりもしない。
私は今あるもので一生、生きて行く。
本当に本当に今回の引っ越しでそう思った。
一秒一秒引っ越しの時が近づいているというのに、その膨大な荷物の量に素っ裸で呆然と立ち尽くすしか、、、もうなす術がなかった。
急に病みだした右手が開くことも握る事も肘を伸ばす事も難しくなってしまったのだ。
下着の上げ下げもキツイ。
引っ越し手伝ってとは言えても、下着の上げ下げ手伝って。とはなかなか言い辛い。もう介護の域か。と、でも希望を捨てずに。
段ボールも最後の方は集められず。袋を用意した。
と、引っ越しの事について書いてしまいそうだけれど、前回の『KIN-BALL』の件。『続く。と思う。からまた来て。』とかって書いちゃって。

続けるには時間が経ち過ぎてしまったかもしれないけれど。でもそれは、私にすれば、何を今更そんな事を気にするのか?とも思う。全てにおいて出遅れてきたんじゃないか。と。私はもう少し、『KIN-BALL』の話しをしたい。















キンボール→金ボル→金掘ル→金売ル→金成ル→犬飼ウ→ウチ買ウ→ウチくる?!→イクイク!→デモマダカタヅイテイナイヨ→ジブンデサソッテオイテナンカオカシクナイ?→ゴメンナサイ→ソウイウトコスポーツデキタエナオセ→スポーツデ?→タトエバキンボールトカ→キンボール→金ボル→金掘ル→→→















6月にフィリピンからやってきた俳優さんと『KIN-BALL』というお芝居をした。
既に『KIN-BALL』の公演DVDの記録が手元にある位、時間が経ってしまって、ちょっと懐かしい気さえする。
DVDは大吉(鶴瀬駅前の打ち上げ会場)に忘れて来たサングラスと、確か、東京が梅雨明けした。というお知らせと共に届いたと思う。中出さん、サングラス、お手数おかけました。有難う御座いました。助かったよお。
サングラスが返って来るまでが私の『KINーBALL』。無事に楽日を迎える事が出来た。

改めて。
『キンボール』と読む。球技の名前がそのまま劇題になっている。
初めて聞いた時は、けしからん!!と思ったが、国語を合わせるなら前半はゴールデンである事に気付いてからは穏やかな気持ちだ。
しかし、この穏やかな気持ちとは裏腹にそのプレイはハードだ。
一般社団法人日本キンボールスポーツ連盟から高野氏が教えに来てくれた。
きちんとそういう団体があるのに下ネタにさえ聞こえてしまっていた、けしからん!!のは私の方で。200万人の方々が楽しんでいるとの事だ。すみませんでした。
高野氏のキンボールを始めるキッカケ(約5年前)とその始める事の厳しさ。けれど、もう始まってしまっていたキンボール愛の深さを聞くと、始める前は一体何をやっていたのだ?という位、濃い5年だった。
私にそんなこと言われて、全く大きなお世話だろう?なっ!
キン(金)ボールの伝道師だけれど稽古に来てくれるのは土曜。
かおる(高野さんは、筋肉隆々です。そしてかおるというファーストネームを持っているチャーミングジェントルマン)。本人には内緒でこっそりそう呼んでいる。

フィリピンチームに会う前、日本人だけのミーティングで、フィリピンでは英語を使うのだけれどタガログ語(フィリピン語)もあるとの事で、作・演出の田上豊君がフィリピン現地で取得したタガログ語のメモを配ってくれた(田上君は現地に行って打ち合わせをしています)。
直筆でノート7枚分。自ら「渡そうかどうか迷ったんですけど。」と言いながら配ってくれた。
自分仕様なので、『私は豊です。』や『子供は3人います。』の言い方も書いてある。なぜかオカマ言葉も書かれてあった。
最近見ない直筆のプリントを手にした時、私が感じたものは愛ではなかったか。
感動した。
字の綺麗さにもビックリした。女性みたいだ。シャープであったかい字。几帳面な性格も出ている。
そう思ったけれど、あんまり色々言うと気持ち悪いだろう。と思い言えなかったので、ここに書き記し。印。
私事だが、とっても字が汚い。女性の字とか男性の字とかそういう段階ではなく、これは何だ?という感想だ。自分で感想を言ってしまったけれど、英語ではなさそうだし日本語にも見えないし、これが字なら驚いちゃうよね。という位、汚い。もしかしたら字も汚い。と突っ込むつもりか?ならば、他に汚いのは何なんだ?失礼しちゃうわね!!
このままでは失礼されちゃい損なので自分を盛り上げる為に。
突然だが、ここでタガログ語1(イサ)・2(ダラワ)・3(タットロ)。のお時間を頂きたい。
タガログ語の『有難う』と『美味しい』が似ているのだけれど、上手(かみて)、下手(しもて)も分からない私だけれど、これは間違わない自信がある。
似てるよねー。間違っちゃうよねー。と言う意見を聞いた時、喉まで出かかったけれど、ちょっと、アレかなあ。と思って言えなかったのだが(それは何だ?!)。
それをメモしたい。

有難う。は、『サラマッポ』。
美味しい。は、『マサラッポ』。

確かに似ているけれど、美味しい方には私の名前『マサ』が入っている。
美味しいは『昌ラッポ』と覚えた。だから有難うは『サラマッポ』とすぐ出てくる。
どう?タガログ語1(イサ)・2(ダラワ)・3(タットロ)。ためになったでしょ?
逆に、考えれば。有難う。と感謝の心がないからそちらには昌子はいないという覚え方もできる。うおおーいっ!失礼しちゃうわね!!

全て有難う。です。お引っ越ししてくれて有難う。お部屋探してくれて有難う。ペットボトル開けてくれて有難う。出会ってくれて有難う。お芝居誘ってくれて有難う。生かして頂いて有難う。
フィリピンの方に会う機会があったら是非使ってみてね。あとオナラした?は『オムトツカ』ですので、イチかバチかの時には言ってみましょうね。
フィリピン子達は指導者でもあるので色んなリクリエーションもしてくれた。
この前は皆んなでするストレッチの事をメモしたけれど、時にはグループ分けも必要として。その分け方だけれど。
好きな季節が一緒の人とグループになって。兄弟の数が同じ人とグループになって。生まれた月が一緒の人とグループになって。
グループになるのに質問をしなくてはいけないので、出会ったばかりの私達にはとってもいいコミュニケーションになった。
そして段々リクリエーションも深くなっていぐ。同じ歳の人とグループになって。と来た。ヤバイ!どうみても皆な年下だ。私に歳を聞かれて怒り出す人はいないだろうか?いなかった。みんないい人で良かった。
ほっとしたのもつかの間、肉体関係の人数が一緒の人とグループになって。と来た!ちなみにこの肉体関係とはちゃんと交際した相手が条件とのこと。
指折り数る。振り返るのに時間がかかり少し目立ってしまったかもしれない。『あ!数えてる。』と誰かが言ったような気がした。
あなたは何人ですか?と聞いて周り、同志を2人見つけて3人で仲良く手を繋ぎグループになり、何を話せばいい?もう照れ笑いしかない。ぐわっはっは。お待たせしましたな。いやあ、参った、参った。
リクリエーション終わりに感想を言う。
誰かが年齢や肉体関係のそういうのは日本ではなかなか聞き辛い内容だとの意見があった。確かに日本でそれを言い出すのはなかなか難しいかもしれない。でも本当は興味がある。
でもデリケートなとこだから、また今、ハラスメントとかも、いっぱいある。この意見にフィリピンではそういう事を打ち明ける事が仲良くなるキッカケになるとの事だった。明るい。
私達は仲良くなったと思う。
仲間を思うとニヤケてしまう。

ええ、そんなに、沢山?!

ソコではない。
一緒に作ったよね。











ナガイデショ、ゴメンナサイ。モウチョットイイデスカ?キンボールノラインスタンプガアリマス。ニホンキンボールスポーツレンメイデサクセイシタソウデス。デザイン、カオルモシタンダッテ。『世界のキンボーラーへ!』デデテキマス。モシヨロシカッタラ。ゼヒ。











両国合流する前のミーティング。
先にしていた日本人だけのミーティングで、プロデューサーでキラリ☆ふじみの館長、松井憲太郎氏が『フィリピンチームは自分をケンタロウと呼ぶ。君達ももし良かったらそう呼んで。』と挨拶をした。この企画のきっかけとなったことや館長の演劇の歴史も、そういう重要なこともお話してくれたのだが、私はずっと『ケンタロウと呼んで。』この事を忘れずにいて、呼んでみたくて顔を見るたびケンタロウと呼んだ。声には出さずに。だから実際は呼んでいなかった。時間はどんどん過ぎて館長を違和感なく名前で呼べるチャンスは今しかない。と、なんと、意気地の無さは公演終了後の打ち上げ迄時を進めてしまっていた。打ち上げ会場、大吉(鶴瀬駅前の飲み屋)で酔ったふりで『ケンタロウ』と呼んでみた。
ケンタロウは振り向かない。そうだろう。聞こえる様な声量ではなかった。そして酔ったふりだったのでホットウーロン茶ではやはり思い切りがつかなかった。
ケンタロウに限らず、フィリピン子達は私の事もマサコと呼んでくれた。どこに行っても年上になってきてしまっているのとなかなか暗い性格の為、遠慮されちゃうところもあると思う。
そんな私をフィリピン子達は呼び捨ててくれる。嬉しい。とっても。それだけで心を開いてくれているような。距離が縮む。呼び捨ててくれるだけでも愛おしいのにカワイー!と。つまり、マサコ、カワイー!と。そう言うのだ。
前回も書いたが、もう二ヶ月以上も前なので、忘れてしまっていては大変。ここで復習をして体に叩き込まなければならない。何かのテストに出ることは決してないが、忘れずにお願いします。
マサコ、カワイー!だ。
でもこの際。マサコ、キュウキョクニカワイー!と言われた事にして貰ってもいいだろうか?
マサコ、キュウキョクニカワイー!キヒンガアッテナンカワカンナイケドスッゴクイイカンジデトニカクステキナ。ジモキレイデ。。。
。。。すみません。

先日、天然ソバージュ娘、劇作家でもあるジェイミー(ロゼッタ役)が、大阪に遊びに来ている。とラインが来た。
写真を送って。とお願いすると大阪城をバックに送ってくれた。元気そう。嬉しい。
髪切った?と聞くと、切ってはいないようで、日本製のムースを使った。と返ってきて、これだけだとそう思わないかもしれないが、やっぱりラインの翻訳機能がちょっとぎこちなくて、キンボール中にやりとりした『???』と思った微妙な言い回しが相変わらずでブワアアアアーーー。と懐かしさが甦ってきた。

フィリピン子達はペタという団体の俳優さん。
ペタの芸術監督、制作さん、演者のご家族も来てくれた。
役者は先に来日していて、追って来た彼達、彼女達の再会の様が本当に会えて嬉しい、待っていた!という感情に溢れていて、生のオーマイガーーーッ!!に、あああっ!おおうっ!コレだっ!と目がさめた。
皆んな、応援に来てくれたフィリピン子達もとても陽気。
稽古帰りに出口で捕まるとなかなか帰られない。
言葉が通じる通じないは関係ない。私はあなたに言いたい。私はあなたと話したい。と押し寄せて来る。というか飲み込まれる。うわああー、食われるうっつうー!!あっっ、食われた。となる。 ぐわーーっと、ねえねえ、ちょっと、ちょっと!と襲われる。そうなると、もう、自分は何をクサクサしていたのだ?!ヘトヘトだから帰ろう。だなんて、とんでもないことをするところだった!一体何を考えていたのだっ?!よおし!もう一軒行くぞおっ!というテンションになっている。
貰ったものは、元気100倍!
あと、楽日にTシャツ!貰った。
楽日に関係者全員にキンボールのチラシがプリントされたTシャツをプレゼントしてくれた。前側にチラシ、背中にはそれぞれの名前が入っている。勿体無くて着られない。
はげちゃったら悲しい。
見ると、嬉しい。
サラマッポ

公演が終わってあっという間に三ヶ月か。と思う。
田上君と最初にお芝居を作ったのは2012年6月の公演なので7年強の付き合いになるけれど、両国が初めて会った顔合わせで『この公演準備、期間中はカンパニー内恋愛禁止。』と言ったのだ。田上君から初めて聞いた。
そして、公演は終わった。サングラスも戻って来てる。
そろそろ私に言いたいことがある男性は?キンボール終わってますよ?
別に用がなければいいですけど。別にいいですか?
そうですか。ホントに?そお?でもまあ、どうしてもという、そういうアレでしたら、こちらも鬼ではないので、話、聞きますよ。

すみません。あと、個人連絡。御免なさい。
かなこ、もしこれを読んでいたら返信よりブログ更新が先になり申し訳ない。お家のこと、かなこ有難うね。かなこのお陰だよ。ちゃんと報告します。必ず返信します。
ペトラ、もしこれを読んでいたら返信よりブログ更新が先になり申し訳ない。新居、月がキレイに見えるよ。あと田上君とゆかいな仲間たちの秋田演劇の旅は8月だった。秋田は秋だった。諸々報告する。体だけはお願いね。必ず返信します。

今回も長く失礼しました。

引っ越ししたことと田上君とゆかいな仲間たちの秋田演劇の旅のこともメモリーたかった。
次できるか?
もう忘れていることも沢山ある。けど。

また見に来て下さい。
来月は天下一品祭りがあります。
ジャイミーにもまた関西に来る機会があったら、今度は天下一品の京都の本店へ行くようにお勧めしておきました。
マサラッポ。
と思うかな?

この祭りが来ると今年もあと少しと思います。

でもまだ家の中では全裸。